痴漢ごっこ

静香への折檻



 十

 「それじゃあ、お約束どおり静香ちゃんにはご褒美をあげたいと思います。勝負に負けたお二人は、静香ちゃんにプレゼントをして貰います。そのプレゼントとは・・・・、今穿いているパンツでえすぅ。皆さん、拍手ぅ~。パチパチパチ・・・。」
 静香は朱美が言った言葉の意味が分からず、目を白黒させている。
 「さ、お二人とも今、ここでパンツを脱いでくださあい。あ、恥ずかしいでしょうから観客の皆さんには背を向けてでいいですよ。さ、ズボンから脱いでっ。」
 「あ、朱美さん。そんなもの、要りません。」
 「そんなものですって? 貴方、言葉を謹みなさい。殿方が恥を忍んで、自分が穿いていたパンツを献上しようっていうのですよ。」
 「でも、欲しくないんです。そんなもの・・・。いえ、そういうものは。」
 「おだまりっ。言い返したって遅いのよ。あ、ズボン、お脱ぎになった? あ、お二人ともブリーフなのね。そのブリーフ、脱いだらもうズボンは穿いちゃっていいですよ。ノーパンでズボン穿くのも、ちょっと刺激的でしょ?」
 朱美は二人の男にウィンクしてみせる。男たちはノーパンでズボンを穿く刺激にすでに股間を膨らませ始めているのが服の外からでも分かってしまうのだった。
 「さ、折角だからそのブリーフは裏返してチンポが当たってた場所を外側にしてね。少し湿ってて、臭いも強いでしょ。男のあそこの臭いを静香ちゃんだってたっぷり嗅いでみたいでしょうからね。」
 「い、いやよ。そんな事。止めて頂戴っ。」
 「あーら、静香ちゃんたら。昂奮してるみたいね。顔が赤くなってるわよ。さ、二人とも。持ってるものを静香ちゃんの目の前に翳すのよ。」
 「や、やめてっ。そんなの、欲しくないわ。」
 「静香ちゃんにどうやってそのパンツを渡す? あいにく静香ちゃんの両手は塞がっちゃってるからね。手では受け取れないわよね。口で受け取って貰おうかしら。頭に被せちゃうって手もあるわね。そうだ。折角二つあるんだから、一つ咥えさせて、その上で頭から被せちゃえばいいのじゃないかしら。」
 「やめてっ、そんな事させるの。いやよ。いやだったら・・・。誰か・・・、誰か助けてぇっ。」
 「あーら。誰か助けてぇだって。みんな、どうする?」
 朱美が意地悪く観客たちに向かって問いかける。会場内からはどおっというざわめきと「やれーっ、やっちまえー。」という怒号が飛び交う。
 「みんな、アンタがパンツ咥えて、頭からもう一枚被されたところ、見てみたいようよ。どうする?」
 「いやよ。いやですっ。お願いです。赦してっ。赦してください・・・。」

静香

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