騙された新人女優とマネージャー
第三部
五十四
両膝を立てた格好でしゃがみ込んだ茉莉の目の前には股間のモノをすでに天を突くほど屹立させたペニスをこれ見よがしにして脚を開いて座っている鬼源の姿があった。助けを求めるように隣の須藤の方を見上げる茉莉に、須藤は冷たい表情で(やれっ)とばかりに顎をしゃくりあげて茉莉に咥えるよう促すのだった。辺りを見回しても誰も助けてはくれなそうだった。茉莉は覚悟を決める。
手錠を外して貰う為には鬼源を気持ちよくさせるしかないと悟った茉莉は他の客たちに見つからないうちにと自分から鬼源の股間にしゃぶりつくのだった。
結局、鬼源に口の中で果てられその精液を茉莉が呑み込むのを鬼源が見届けるまで手錠を外すことは許されなかったのだった。
「鬼源の親爺の奴、お前のこと相当気に入ったみたいだな。是非お前の贔屓客になりたいだとさ。せいぜいこれからもたっぷりと愉しませてやることだな。」
茉莉は同じことがこれからも続くのだと聞かされて背筋をぞっとさせるのだった。
「何処へ行くのですか、これから? もう私の務めは終わったのではないのですか?」
「おいおい。あれで全部終わったつもりかよ。あんな気持ちよさそうな顔の鬼源の親爺を傍で俺は指を咥えて待たされてたんだぜ。それじゃ将に蛇の生殺しって奴じゃねえか。」
「ま、まさか・・・。まだ、私を?」
「俺だって男だぜ。溜まってるものを吐き出してすっとしたいのさ。ただご招待したお客と同じ店でって訳にはゆかないからな。お前には俺の事務所まで付き合って貰うぜ。あそこならお客に気兼ねせずにやりたいだけやれるからな。」
やっと解放されると思っていた茉莉には地獄行きの宣告のように聞こえたのだった。
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