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妄想小説

恥辱秘書






第十二章 忍び寄る脅迫者


 八

 音を立てずに個室の扉が開かれたが、気配で裕美はそれと察した。声を発したものかどうか迷った。が、裕美にはもうこれっきりにして欲しいと男に伝えたい気持ちがあった。
 「貴方なのね、メールで呼び出したのは。・・・約束どおりの格好をしたわ。好きにして。そ、その代わり、もうこれっきりにして頂戴。素直に身体を預けるわ。犯されても黙っているわ。だから、あの写真を返して、もうこれっきりにして。」
 裕美は懇願するようにやってきた男に頼み込んだ。が、実際にはそこに居たのは美紀である。声は立てられない。すっかり男にいいように操られていると思い込んでいる裕美だった。裕美の純情さが、今は間抜けに思われる。こんな馬鹿な女が、自分の地位を奪ったのだと思い出してくると、少々腹が立ってきた。芳賀の毒牙にかかる女に対する哀れみが、いつの間にか嗜虐的に変わってゆくのを感じていた。

 美紀は、何の抵抗も出来ない繋がれた女のスカートの裾を掴んで、ゆっくり持ち上げた。裕美の顔が緊張するのが判る。スカートの下から裕美の下穿きが露わになる。その中心の膨らみに向けて、美紀は教えられた通り、人差し指と中指を揃えて力を篭めないように注意しながら、微かに触ったかどうかというところでゆっくり上へ撫上げる。
 「うっ、・・・。」
 堪らずに裕美が声を洩らした。
 美紀はかすかに触れる程度で、何度も二本の指を上へ、下へと撫で返した。裏地のクロッチを通してでも、湿りを帯びてきているのを感じる。
 それからおもむろに手の平を返して、今度は手の甲をまるめて中指の折り曲げた関節の先で、パンティの中心をえぐるように力を篭めて押し上げる。
 「あうっう、・・・」
 裕美は敏感に反応した。男性経験がどれだけあるのかは知らない間柄だったが、普段の態度からは男性との交友関係は少なそうだった。その分、普段からオナニーで慰めているのかもしれないと思った。

 充分に潤んできたと思われたので、今度は両端の腰骨にかかっているパンティの端に手をかけた。裕美も予感していたようだった。(いよいよ来た)というように受け入れる準備をしているようにも見える。
 小さな花柄のついた可愛らしい純白のパンティをゆっくり膝上までずり下げる。垣間見れるクロッチの内側は、パンティの純白さを裏切るかのように、黄色い染みで濡れている。

 股間の茂みを露わにさせると、美紀は一旦裕美の傍から身体を離した。
 「必要以上に身体を触れさせるな。女であることを悟られるからな。」そう芳賀から注意もされていた。自分の時に、芳賀が思わず声をだして、芳賀であることをばらしてしまったのを美紀も思い出していた。

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