接待i

妄想小説

恥辱秘書






第十二章 忍び寄る脅迫者


 十一

 その日は、重役も不帰社であることはわかっていたので、裕美は早退することにした。何とかアパートまで辿り着いたのだが、洩らした時にも思い切り出せなかったので、再び尿意を堪えていた。アパートに入るや否や、堪らずに裕美はバスルームに飛び込んだ。裸になってタイル張りの上に立ったまま放尿した。T字になった貞操帯を嵌めたまま、膝を緩めて立ち小便をせねばならないのは、格好を想像しただけで惨めだった。出し終わって、タイルの上に流れ出た自分の小水を何度もシャワーを掛けて洗い流し、ぴっちりはまった貞操具にも何度も湯を掛けて出来る限り汚水を流しだそうと試みた。
 最後は内側を拭えないのが、どんなに洗い流した後でも気持ち悪かった。濡れた水分で、すぐには下着を身に付けることも出来なかった。

 その夜は、悶々として過ごさねばならなかった。ちょっと動くだけで、陰部に挿入された太い筒が暴れて、裕美の粘膜を刺激する。その度に、潤んできてしまうので、下穿きのクロッチがすぐに湿ってしまうのだ。
 (どうやって明日、会社へ出ればいいのだろうか・・・。)
 それを考えると夜も眠れない裕美だった。

 悶々とした夜に碌に眠れなかった裕美は、とりあえず下半身に念入りにコロンをつけて出た。パンティは鉄の器具の上から身に付けたが、ストッキングはやめて生脚でゆくことにした。催した時にすぐに下半身が脱げるように考えたのだ。元々素肌の奇麗な裕美は無駄毛も少ないし、生脚でもそれほど目立たない。夏場は生脚のままサンダルで出社することもそれほど珍しいことではなかった。勿論重役に付き添って公式の場に出るときは別ではあったが。
 よっぽど休んでしまいたいと思った裕美だったが、男からの指示のメールは会社にしか来ない。その命令に従わなければ、一生この器具を嵌めていなければならないかもしれないのだった。

  次へ   先頭へ




ページのトップへ戻る