kosya0

妄想小説

夏期学校



 第十三章 卑劣な命令


 石田との体育用具室での一件から数日は、なるべく石田とは顔を合わさないようにしていた。同じ職員室で職員会議がある場合は同席せざるを得ないのだが、目だけは合さないようにした。石田のほうでもそれを感じているのか、圭子に近寄ってくることはなかった。しかし、平穏無事な日々が長くは続かなかった。そのすぐ数日後、再び圭子は下駄箱の中で卑劣な命令書を受け取る羽目になるのだった。

(今すぐ穿いてきたパンティを脱いでこの紙袋にいれて、そのまま下駄箱に入れておくこと。授業は朝一番からノーパンですること。誰かに何かされても決して抵抗しない事)
 それを破ればどうするとも書いてはなかった。
 圭子は石田の言っていた言葉を思い返していた。
(取りあえずは向こうが何か指示してきたら、おとなしく従う振りをしていてください。そしてその情報をこっそり私に教えてください。何か犯人を特定するボロが何時か出てくる筈です。それを頼りに二人で犯人を捕まえましょう。)
 すぐさま石田に相談する気にはなれなかった。しかし石田の言い分も尤もで、変に脅迫者を刺激するより、言うなりになる振りをしておいて、相手がボロを出す隙を窺うのも一つの手かもしれないと圭子自身も思うのだった。
 圭子は下駄箱に入っていた紙袋を手に、パンティを脱ぐ為に女子トイレへ急いだのだった。

 その日の圭子は薄黄のプリーツスカートを穿いてきていた。丈は超短いというようなものではないが、ミニスカートの範疇には入るようなものだ。お気に入りの一枚ではあった。プリーツスカートは不用意にしゃがんだりしても、スカートの中を覗かせてしまうような事態にはなりにくいものの、風などに煽られると捲れやすいのが欠点ではある。ノーパンになってみると、膝より少し高い位置に裾があるだけなのに、とても落ち着かない気分になる。いつも股間にすうすう風が通っている気がして、覗かれている訳ではないのに見られているのではないかと不安になる。圭子の股間はまだ恥毛も生えそろってはいなかった。


no panty in class

 スカートの下のことが気になって授業に集中出来ない圭子は生徒達に順番に教科書を読ませ、その間、生徒等の机の間を廻ることにした。異変に気付いたのは一番の問題児の寺田の横を通り過ぎた直後だった。お尻を触られたような気がしたのだ。プリーツの襞が多いスカートなので、撫でられたとしても、お尻に直接的な感触が感じられにくいタイプではあった。しかし、大石の横を通り過ぎた時にも似た様な感触を憶えて圭子は不安になる。寺田、大石、工藤の三人組は以前は隣同士で座っていたのを、悪戯が過ぎるとそれぞれ離した席にしたのだった。まさかと思いながら、もうひとりの悪ガキ、工藤の横をゆっくりと通り過ぎる。今度はお尻のほうに神経を集中させていた。
(あっ・・・)
 間違いなく誰かがお尻を触っている。三度目は気のせいでは絶対ないと圭子は思った。
(誰かに何かをされても決して抵抗しないこと)命令された紙切れに書いてあった文章を圭子は思い返していた。
(やはり、あの悪ガキ三人組が犯人だったのだろうか・・・)
 それを確かめる為に、再度寺田の傍へ行ってみることにする。

 生徒の一人が立って教科書を朗読している。それを聞きながら圭子はゆっくり生徒の間を歩いてゆく。そして寺田のすぐ脇を通り過ぎたところで一旦足を止めた。緊張に圭子の心臓が高鳴る。何も無いと思って、再び歩きはじめようとした時に太腿の内側に触ってくる指の感触を覚えた。圭子は自分の身体が凍り付いたようになって、身動き出来なくなるのを感じた。何をされても決して抵抗しないことと命令された為なのか、自分の神経が麻痺して動けなくなったのかそれすらも自分では判らなかった。太腿の内側に触れられた指先は、相手の反応を試すかのようにゆっくり、ゆっくりと這い上がってきた。
(誰かが私のスカートの中に手を突っ込んでいる。それはすぐ後ろに居る寺田に違いない。判っているのに、自分にはどうする事も出来ない・・・。)
 ついに寺田の指は圭子のノーパンの股間に届いてしまう。陰唇が寺田の指を感じると身体が一瞬電気が走ったかのように震えるのがわかった。寺田の指は上向きになっていた。それがくの字の形に曲げられる。そして自分でも不思議なくらいにするっと陰唇の間に滑り込んできた。
(濡れてしまっている・・・。)
 そう自覚した圭子は、寺田の指に反応してしまっている自分が怖ろしくなった。何かがつうっと自分の太腿の内側を伝って流れ落ちたのを他人事のように感じとっていた。
 寺田もそれに気づいたようだった。慌てて手を引っ込めたのだ。それを機に圭子は素早く寺田の傍から教卓に戻る。何かで拭いたかったが生徒の目の前でスカートの中に手を入れることも出来ない。その時、終業を報せるチャイムが鳴り響いたのだ。
 「今日はここまでとします。」
 「起立、礼。」
 当直の生徒がそう合図するのを潮に、圭子は急いで教室を出ようとした。しかし圭子が開いた教室のドアの向こう側には威圧する形相の校長の姿があったのだ。
 「あっ、こ、校長・・・。」
 「君に話がある。ちょっと来なさい。」
 圭子は校長に手を取られて校長室まで引っ張られるかのように連れてゆかれたのだった。
 校長は圭子を校長室の奥へ押しやると、後ろ手に内錠を掛けた。
 「ノーパンなんだね、今日も。」
 校長の言い方は確信に満ちていた。圭子は否定しても、言い訳をしても無駄な気がした。圭子が伏し目がちに頷くと、校長は圭子の傍にやってきた。
 「君にはこうしてやるのが一番良さそうだね。」
 校長が背広のポケットから取り出したのは綿ロープだった。それを目にした圭子は最早動けなかった。戒めを受けるのは当然であるかのように、圭子には何の抵抗もすることが出来なかった。両手が背中できっちり括られてしまうと、圭子は校長の執務机の上にうつ伏せに上半身を横たえさせられる。校長の方へお尻を突き出すような格好だった。その尻を被っている薄手のプリーツスカートを校長は無遠慮に捲り上げ、裸の尻を露わにさせる。更に校長の指が後ろから圭子の陰唇をまさぐる。

no panty tied

 「やっぱりな。もうこんなに濡れているじゃないか。ちょっと縛られただけでこんなに期待しているのか、マゾ女め。お前の本性は龍厳寺の和尚からよおく聞いているのだ。」
(そ、そんな・・・。ち、違うんです・・・)
 圭子の心の中の叫びは声にはならなかった。
 「さ、こいつを握るのだ。」
 校長はいつのまにかズボンのチャックを下して、陰茎を取り出していた。圭子の尻に腰を押し付けるようにして、その陰茎を縛られた圭子の両手に握らせる。圭子の掌の中でそれはどんどん大きく硬くなってゆく。圭子にペニスを握らせたまま、校長はズボンのベルトを引き抜くとそのまま床にズボンを脱ぎ捨てる。
 「生徒達の前でノーパンになって授業をした罰を受けるのだ。いいな。」
 そう言うと圭子に一旦ペニスを放させ、一歩下がって手にしたベルトを輪にして振り上げた。
 パシーン。
 小気味よい音が校長室に響き渡る。
 「あううっ・・・。お、お赦しください・・・。」
 「ならば、こちらを受けるか。」
 そう言うと校長はズボンの下に穿いていたブリーフを脱ぎ取って再び圭子の尻に下半身を押し当て、圭子の髪を掴んで上向かせると手に持ったブリーフを圭子の口の中に押し込む。
 「むぐぐぐふっ。」
 「お前に嬌声を挙げられても困るんでな。暫くそれを咥えているんだ。そりゃっ。」
 いきなり校長のいきり立った肉棒が尻の割れ目を通り越してもはやずぶずぶに濡れそぼってしまっている圭子の陰唇に突き立てられた。
 「むむむ・・・。」
 「どうだ。いいか。そりゃっ。」
 「む、むーっ。」
 校長が腰を使って、圭子の濡れた陰唇に何度も突き立てる。その度に声にならない抗議の喘ぎを挙げようとするのだが、校長にはよがり声にしか聞こえないようだった。
 「ううっ、いく・・・。いくぞぉっ。」
 校長が背後で感極まってきた雄叫びを挙げると、圭子は膣内に射精されるのを怖れて必死で腰を振る。
 「あふ、あふ、あふ・・・。」
 その仕草に思わず我に返った校長は、圭子の髪をいきなり掴むと、怒張を抜き取り圭子の顔を股間に引き寄せる。
 「ああああっ・・・。」
 激しい精が圭子の顔面を襲う。
 「ふうっ・・・。」
 校長は漸く圭子の声を封じていた自分のブリーフを圭子の口から抜き取ると、まだスペルマが糸を引いている萎え始めたペニスを拭い、それからそのまま圭子の顔の精液も拭い取る。
 圭子はなされるがまま、校長の足許にうずくまっていた。
 「もう、解いてください・・・。」
 圭子が力なく校長に頼むが、校長のほうは無視してノーパンのまま自分のズボンを穿いている。圭子の尻を打つ為に抜き取っていたベルトをズボンに通すと床から精液にまみれた自分のブリーフを拾い上げる。
 「生徒たちにノーパンで居るのを見つかっては困るからな。こいつはお前が穿いていろ。」
 そういうと、圭子の足首を掴んで引き寄せると、その汚れたブリーフを圭子に穿かせるのだった。圭子はもう校長にされるがままになっている。じとっと濡れたブリーフが圭子の太腿に触れるが、圭子にはもうどうでもよかった。
 「ああ、そっちに教頭はいるかね。あ、出して。・・・・。あ、教頭かね。高野君が次の時間、授業だったね。確か今度の研究授業をやるクラスだったね。君、ちょっと高野君をクラスまで連れてってくれないか。何だか、ふらふらするっていうんでね。いや、授業はちゃんと出来るそうだ。君、終わるまで後ろで様子を見ててくれんかね。・・・。そう、そう。それでいい。じゃ、校長室で待ってるから。」
 校長は電話で教頭を呼びつけていた。圭子が後ろ手の戒めを解かれたのは、教頭が校長室のドアをノックしてきた時にやっとだった。
 「おう、教頭先生。高野君をクラスまで付き添っていってくれんかね。いや、自分で歩けるそうだ。そうだね、高野先生。」
 「え、ええっ・・・。」
 「それじゃ、高野先生。行きましょうか。」
 「あの、その前にちょっとおトイレに行かせて貰えませんか。」
 「おい、高野君。もう授業が始まってしまうぞ。1時間ぐらい我慢出来るだろう。さ、教頭。早く高野君をクラスに連れていきなさい。」
 圭子はトイレでじっとり濡れている気持ちの悪い校長のブリーフを何とかしたかった。しかし、校長からはそれも許されなかったのだ。

 授業中は生徒達の後ろに教頭がずっと立ち続けていた。表向きは来る研究授業の事前検討だったが、圭子が勝手に教室を出ないように見張るよう校長から言い含められている様だった。実際、もし教頭の目が無かったら自習をさせておいて教室を逃げ出していただろう。
 授業の終り頃には、じめっとしていた校長のブリーフもすっかり乾いてしまっていた。そうなるとそれを脱いで再びノーパンになるのが躊躇われてしまうのだった。

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