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妄想小説

夏期学校



 第三章 仕掛けられた禅寺の罠


 その夜は教頭の浅野から、座禅指導をして貰った龍巌寺に行く使いを頼まれていた。住職の天坊和尚に礼金の包みを渡し、来年も宜しくと頼んでくるのである。
 夜道を一人で行くのは、合気道の得意な圭子はちっとも不安は無かった。却って、例の反省会と称するスタッフの教師達の飲み会に出なくて済むほうが良かった。
 消灯時間の十時になって、宿泊棟の窓から明りが次々に消えていく。それを見届けてから、圭子は教頭等に一応挨拶をしてから、ひとりで懐中電灯を持って外へ出た。
 山奥なので、建物を少し離れると全く明りは無い。見上げると、星が降るように夜空いっぱいに広がっている。が、足元は懐中電灯に照らされた一画のみがほんのり浮き上がって見えるだけで、あとは全くの暗闇である。

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 圭子は学校の裏門を抜けると、龍巌寺の山門につながる石壇の道をひとりでとぼとぼ昇っていく。あたりからはひっきりなしに虫の音が聞こえるが、圭子が近づくと急に鳴き止み、少し離れた処でまた鳴き始める。
 石壇は結構急だし、かなりの段数があるので、昇りつめると息が切れるようだ。夜に入って凪いでいた風が少し出てきて、圭子の火照った頬に心地よく通り抜けていく。
 薄手のTシャツの下も薄っすら汗ばんでいる。下にはデニムの超ミニを穿いてきた。
 男ばかりの僧坊を訪れるにはちょっとどうかという出で立ちであるが、他に着るものが無いので仕方なかった。
 その超短いミニスカートの下の、この三日間穿き続けなければならない一枚のパンティさえ蒸れるように感じられる頃、やっと寺の山門が見えてきた。
 山門の両脇の石灯篭にはろうそくが灯されている。その明りで、山門から本堂までの境内を突っ切っていく石畳の道が闇のなかに浮き上がって見える。
 本堂は既に明りが落ちていたが、隣の庫裏からは明りが洩れていた。圭子はそちらのほうへ歩いていった。
 案内を乞うと、若い修行僧が堤灯を持って現われた。先日、下穿きを見られてしまったあの若い僧とは違うまた別の男であった。
 その男はまず、圭子の剥き出しの白い腿の眩しさに目を奪われてどぎまぎしているようであった。圭子は恥ずかしさに用件をともかく切り出すことにした。
 「ご住職に用があって伺ったのですが・・・。」
 「はあ、少々お待ちください。」
 男は圭子の下半身から視線を移すのがさも惜しそうにしながら奥へ下がっていった。
 少しして現われたのは、何とあの座禅の時に圭子の真正面に居た例の修行僧であった。圭子は蛇に睨まれた蛙のように動けなくなった。
 「こちらへどうぞ。」
 男は庫裏の奥へ圭子を招いた。圭子は無言で後に従った。
 暗くて細い渡り廊下のようなところをいくつも通り過ぎた挙句、圭子が案内されたのは、八畳ほどの和室であった。

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 部屋には電灯は無くて、案内した修行僧が隅にあった行燈に灯をいれた。
 その薄暗がりの中で圭子は若い僧から、座布団を勧められ、正座で向き合った。腰を下ろすことでずり上がってしまうスカートの奥を両手を腿の上に乗せて隠した。
 その隠された掌の下にある白く汚れた下穿きを見透かすかのように、若い修行僧は強い視線を浴びせかける。
 「あ、あの・・・。」
 「住職はただいま夜のお勤めを果たされている最中です。終るまで暫くここでお待ちくださるようにとのことです。」
 そう言うと、男は立ち上がって圭子をひとり残して襖の奥へ消えてしまった。
 ひとり残された圭子は部屋を見回してみた。調度の類は何もない。奥の床の間には凡語らしい読めない文字のお経のようなものが書かれた掛け軸が掛かっていて、さらにその上には般若の凄い形相の面が掛かっている。その目に射すくめられるような気がして、圭子は思わず視線をそらした。
 純然たる日本建築の日本間で、廊下側は障子で仕切られ、他の三面は山水画の襖で仕切られている。部屋の中央に太い梁が通っており、透かし彫りの欄間になっている。
 どこからともなく、お香を焚いているような匂いが漂ってくるような気がした。
 と、思うと先ほどの修行僧が「粗茶ですが。」と言って大きな茶碗に入った抹茶を一服携えてやってきた。
 「お勤めが済むまで、いま暫くお待ちください。」
 そう一言だけ言うと、すぐに下がっていった。
 圭子は始めはお茶など戴いていないで、用だけ済ませて早く帰りたかった。が、何処からともなく漂ってくる香がやけに喉について、むせこむような気がしてきた。
 喉のいがらっぽさを抑えようと一口呑んだ抹茶の甘さが妙になめらかで、つい一口、一口と呑み進むうちに、次第に意識が朦朧としてきた。


 圭子は背中に回した両手首の痛さで目を覚ました。頭がフラフラするのを何とか振り払って起き上がろうとした時に初めて、自分が両手を背中で縛られているのに圭子は気付いたのだった。両手首にぴっちり食い込んだ縄は圭子の背中から本堂の太い円柱の柱に繋がれている。本堂に縛られたまま転がされているので、短いスカートは既に完全にまくれあがっていて、パンティが丸見えになってしまっている。
 その時、本堂の奥のほうで音がした。圭子が頸を向けると、修行僧が三人、灯火を点した堤灯を手に立っている。圭子は何とか身をよじる様にして、やっと身を起こした。立て膝をしてやっと起き上がっているので、男たちからはパンティが丸見えである。その白い下着に男達の視線が集中している。

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 圭子は、男たちが下半身裸でいるのに気付いて、はっとなった。その股間のものはすでに圭子の痴態に、天を向いて峻立している。
 その尖った太い肉の塊を圭子の眼前に誇示するようにして、あの例の修行僧が近づいてきた。もう殆ど、圭子の唇に触れんばかりに男根を突き立てる。圭子は何とか逃れようとするが、両手の自由を奪っているロープがそうさせない。
 「座禅の時には随分、俺達を刺激してくれたな。そうれでなくても俺達は女には飢えているんだ。焚き付けた火はおまえの責任で消して貰おうじゃないか。えっ。」
 「ち、違うんです。わたしには仕方なかったんです・・・。あんな格好で来るしかなかったんです。」
 圭子は何とか、自分に仕掛けられた酷い仕打ちを説明しようと思ったのだ。が、そんなことをしてみても、通じる訳がないことはすぐに悟った。
 「おまえは罰を受けるのだ・・・。俺達を焚き付けておいてそのままで済むとはまさか思っていないだろうが・・・。」
 「わ、わたしに何をしろとおっしゃるんですか。」
 「おまえには口で奉仕してもらおうと思っているんだ。セックスするだけなら、トルコでも欲求を解消できるがな。おまえみたいなお高く止まっている女に、口の中に一発ぶちこんでみたいと前から思っていたんだ。」
 「ううっ、せ、先輩。俺もその女の口でフェラチオさせてみたいよっ・・・ 。」
 隣にいたもっと若い修行僧が、その股間のものを爆発させんばかりに叫んだ。
 「待て、まて。順番だぜ。さて、俺から戴くかな。しっかりくわえろよ。そらっ。」
 いきなり、圭子の口元に太い肉の塊が突き立てられた。圭子は必死で唇を閉じて逃れようと試みたが、男に鼻をつままれると、口を開けざるを得なかった。息が苦しくなって開けた口のなかに、男は容赦なく太いものを喉の奥まで突っ込んできた。

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 男の手が圭子の頭をしっかり抑え込んでいるので、逃れることは出来なかった。圭子の口の端からは、だらしなくよだれが垂れていた。しかし、圭子はそれを拭うことすら出来ないのだった。
 後ろにいた男達は待ち切れず、圭子の脚に手を出した。足首が二人の僧にそれぞれ握られ、股を大きく開かされた。そして、その手が次第に付け根のほうに這い上がってきた。
 (や、やめて・・・。)
 そう叫んだつもりだったが、口の中に太い肉塊をくわえこまされている状態では声にならなかった。
 圭子の下穿きはあっけなく男たちに下ろされ、片足のくるぶしのところに辛うじて残った。股間の茂みがあらわになってしまうと、二人は圭子の両足首に更に縄を括りつけた。
 先輩格の修行僧が、激しいピストン運動の末にうめき声を挙げて遂に果てた。圭子は生暖かいものが口の中に溢れるのを感じた。甘酸っぱいような匂いが圭子の鼻を突いた。
 思わず吐き出そうとするのを、男が手で抑えた。息が苦しく、呑みこまざるを得なかった。ごくんと圭子の喉が音をたてると、男は勝ち誇ったような笑みを浮かべ、ほうっとため息をついた。


 男がまだ太いままの垂れ下がったいちもつをぶらさげて一歩下がると、さっき圭子の足に縄を付けた僧が圭子の後ろに回り、柱に繋いでいる縄を解いた。
 圭子はやっと解放されるのかと思ったが、そうではなかった。もう一人の僧が乱暴に圭子の両脇腹に手を突っ込むと圭子を立たせた。
 圭子の両手は依然として縛られたままである。
 二人の僧は圭子の両足首を縛っている二本の縄を、それぞれ寺の本堂の両側にある太い柱に回すと、ぐいっと強く引っ張った。
 強い力でぐいっと縄を引かれると、圭子は股を大きく広げざるを得なかった。足を閉じていようと頑張ろうとうするのだが、両手の自由は奪われているので身体のバランスを取ることが出来ず、立っているのがやっとである。じわっ、じわっと、股を広げさせられていく。その度に、圭子の短いスカートは上のほうへずりあがり、もう殆ど股の付け根の黒い茂りの部分があらわになるまでになった。
 もう一息引かれれば、立っていることが出来なくなるところまで引かれると、男たちは圭子の足首に繋がるロープを本堂の両側の柱に固定した。
 圭子は本堂の真ん中に大きくガニ股の格好で人の字の形に括り付けられた。
 「どうだ、その格好は。辛いか、えっ。」
 あの嫌らしい修行僧が圭子の顎をしゃくりながら、嬲るように言った。
 「ど、どうしてこんなことをするのです。わたしが、いったい、何をしたと・・・。」
 「ふふふ、まだ反省していないようだな・・・。おまえは修行の道を冒涜したのだぞ。それなりの罰は受けてもらう。いいな。」
 「そ、そんな。それは、わたしのせいではないのです・・・。どうか・・・。」
 圭子は必死で許しを乞うことを試みた。が、男の声は冷たかった。
 「おまえには尼になってもらう・・・。なに、心配するな。おまえの頭ではなくて、その嫌らしい下の口のほうだ。おまえはこれから剃毛を受けるのだ。それっ。」
 男が合図すると、残りの二人が奥から湯の入った洗面器ときらりと光る髭剃を持ってやってきた。
 圭子は蒼白になった。
 「まさか、やめて。そ、そんなこと・・・。」

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 が、その願いも空しく、圭子の黒い茂みには溶かれたばかりの生暖かいシャボンが塗りこめられていく。圭子は何とか逃げようとしたが、両手を背中で縛られ、脚は思いっきり開かされたままでは、何の抵抗も出来なかった。口惜しさに脚ががくがく震えた。
 圭子の目の前で何かがキラリと光った。鋭い刃を持つナイフである。男はそれを圭子の正面から後ろに手を回して、喫先を圭子の白い尻の割れ目から鼠渓部に当てた。
 「動くなよ。動けば、おまえの股から血が流れるそ、いいな。」
 圭子は息を止めた。背中を冷たい汗が流れるのが感じられる。
 「わ、わかったわ。ひと思いにやって。」
 ただ、立っているのでも苦しいのに、股間に突き立てられたナイフの脅しは圭子を緊張の際に追い立てた。圭子は差恥心よりも、その緊張から早く逃れたかった。
 「は、早くして・・・。お願い。」
 サクッという音とともに最初のひと払いが為されると、洗面器の中に黒い塊がぱっと散った。と、同時に圭子の両頬を涙が伝った。
 男は手際がよかった。が、圭子には何時間にも感じられた。割れ目の両脇から鼠渓部、果ては後ろの菊座まで念入りに剃り上げられると、やっと男は刃物を離した。
 圭子はがっくりうなだれると、深いため息をついた。
 男は熱いタオルで、圭子の何も無くなった股間を拭う。不思議な感触だった。なにか、ぞくっとするものがあった。
 圭子は目を開けて見るのが怖かった。
 が、それを男は察したようだった。
 「目を開けてちゃんと見るんだ。」
 男は圭子の髪を乱暴に掴むと、首を振り回し、見るように促した。
 そこには、白い膨らんだ二つの丘から陰部が微かに覗いて剃り痕も青々と残っていた。
 「は、恥ずかしいわ。」
 恥ずかしがる圭子を尻目に、男たちはその部分が一層はっきり見えるように、圭子の真正面に太いろうそくを更に灯した。
 「いやっ・・・、お願い。暗くして。」
 そのとき、圭子の身体がぶるっと震えた。
 圭子は薄々分かっていた。
 さっきまでの緊張感が、次第に圭子に尿意をもたらして来ていたのだ。


 「あ、あの・・・、縄を・・・縄を解いて下さい・・・。お、お願い。」
 圭子は必死に言った。
 男達も何が圭子に襲いかかってきているのかを充分に分かっていた。
 「先生、どうしたいのかはっきり言わない限り、縄は解いてやらないよ。はっきり言ってみろよ。ふふふ・・・。」
 男たちは、顔を見合わせて、笑っている。
 圭子は必死に迫り来る尿意と闘っていた。
 「さあ、言わないと、いつまでも縛られたままだぜ。」
 圭子は修行僧たちを睨みつけた。が、迫ってくる尿意には勝てない。
 「お・・・、おしっ・・・、ううっ、こんな、はしたないこと・・・。分かったわ。言えばいいのね・・・。おしっこがしたいの・・・。漏れそうなの。お願い。縄を解いて。」
 圭子の額には汗がびっしょり濡れていた。
 男がひとり隅のほうへ戻っていった。と、思うと、何やら手にして戻ってくる。
 それに気付いたとき、圭子の顔から血の気が引いた。何とそれはポラロイドカメラなのだった。
 「ま、まさか・・・。こ、こんな格好を・・・。や、やめて、お願い。」
 が、圭子の願いも空しく、フラッシュが次々と焚かれていく。
 数枚の写真が撮られてしまうと、今度はじっと圭子の様子を待ち受けるようになった。
 圭子には何を待っているのか、痛いほど分かっていた。が、まさかこんなはしたないところを撮られる訳にはいかない。しかし、もう我慢の限界を超えていた。
 「お、お願い。撮らないでっ・・・。」
 圭子がそう叫ぶのと、股間から熱いものがほとばしり出るのとは殆ど同時だった。その黄色の液体は本堂の磨かれた床に音を立てて弾け、流れた。
 その圭子の突然のはしたない痴態に、男たちは我慢しきれず、一斉に射精し果てた。
 その一部は圭子の太腿にまで飛んできていた。
 後ろ手に縛りあげられ、両脚は大きく広げさせられたまま本堂の二本の柱に括りつけられ、捲れ上がった短いスカートからは剃り上げられたばかりの陰部を丸出しにした上、男たちの見ている前で立ったまま、おしっこを漏らすという辱めにあって、圭子はすっかりうなだれていた。
 男たちは、圭子のあさましい格好にすっかり感じいって一気に射精してしまっていた。まだ、微かに太い陰茎をぶらさげ、その先っ穂からは白く濁った精液を垂らしている。男たちはまだ顔を上げれずにいる圭子に近づくと、くるぶしを結わえている縄を外した。辱めにあって、すっかり抵抗する気を失った女教師を更にいたぶろうと、両手は縛ったまま、小水の溜まったあたりから圭子をひっぱり出すと、床の上に這わせ、後ろから馬乗りになって、果てたばかりの陰茎を舐めさせようとした。
 男がひとり、床の上に腹ばいになり、圭子の顔面に一物を突き出す。もう一人が圭子の背中に馬乗りになって抑えこみ、腹ばいになった男のものに圭子の口を持っていかせようとする。
 もう一人残った気弱そうな若い僧だけが、あぶれて少し離れてその様子を見ながら、だらりと垂れた自分のものをしごいて慰めている。その男がもっとも若いのだろう。
 いやいやをする圭子の口が将に男の鎌首に触れようとしていた。下になった男は、早くしてくれとばかりに目を閉じて待っている。

 (えいっ。)という気合いと共に、圭子の身体が翻った。圭子は復讐にかかるタイミングを計っていたのだ。圭子の長い脚が後ろになった男の股間を鋭く蹴った。
 後ろの男が急所を抑えて倒れ込むより早く、圭子は腹這いになった男の股間にも膝を打ち下ろした。
 「うぎゃっ・・・。」という声を残して、もう一人の僧も悶絶した。
 圭子は素早く立ち上がった。
 急がなければならなかった。もう一人残っている。腕っぷしの強そうな男のほうから油断しているうちに二人共やっつけたものの、いくら弱そうといっても、こちらは女の力しかないし、それよりも両手を縛られたままである。圭子に勝ち目はないかも知れない。気弱そうな男のほうでも、あっと言う間に二人がやられて気を失っているのを見て、最初は呆然としていたものの、圭子に向かって身構えた。
 圭子のほうは脚しか使えない為、簡単には手出しが出来ない。相手の隙を窺って、立ち尽くす。が、早くしなければ、せっかく倒した二人がいつ息を吹き返すか分からない。
 男がわっと言って圭子に掴みかかった。圭子は身を翻して逃れた。
 が、一瞬遅く、圭子は男に足首を掴まれていた。
 「この、海女っ。逃がすもんか・・・。」
 男のほうも必死だった。足首をしっかり持つと、立ち上がって脚を引っ張りあげた。
 両手が自由でないので、圭子は為されるまま、ずるずる引っ張られていく。
 男は圭子の脚を放り投げ、仰向けに投げ出した。そして、剥き出しになった股間めめがけて掴みかかった。
 その一瞬を捕えて圭子は股を大きく開き、男の身体を両脚で強く挟みこんで締め上げた。のたうちまわる男を圭子は更に締め上げる。
 男のぐったりきたところで素早く振り解き、同じように急所を攻撃した。今度もあっけなく男は気絶した。

 縄を解いている余裕はなかった。後ろ手に縛られたまま、圭子はそばに散乱したポラロイド写真を拾い集めた。
 くるぶしに辛うじて引っかかっていたパンティを脱ぎ、それに写真をくるんだ。そして背中の手にしっかり掴むと、寺の玄関めがけて走り出した。

 山門を潜り、急な石段を後ろ手で不安定なまま駆け下りると、もう学校の明りが見て取れた。
 が、圭子はここですぐに助けを呼ぶ訳にはいかなかった。
 両手は縛られたまま、短いスカートはすっかり捲れ上がっていて、剃られた股間は丸見えである。ここで男の教師等や不良生徒たちなどに見つかろうものなら、格好の餌食にされてしまう。圭子は身を屈めて廊下の窓の下を走り抜け、自分の部屋へ向かった。

 何とか自分の部屋に辿り着き、果物ナイフを使って手首の縄を切って解いた。
 手が自由になると、圭子は奪い取ってきたパンティの中の写真を調べる。
 どれも浅ましい写真ばかりであった。圭子はライタを取り出すと、片端から火を付けていった。いろんなポーズの写真が次々に消えていく。圭子は失禁をはじめてからの写真が無いのを不審に思い、心の奥そこに湧き上がる不安を断ち切れなかった。
 写真を包んでいた、たった一枚のパンティは薄汚れていた。夜のうちにこっそり洗濯をして置きたかったのだが、洗い場は外だし、あの僧たちが潜んでいそうで暗いうちはやめておくことにした。
 ノーパンで寝る訳にもいかないので、薄っすらと黄色い染みが付いた内側の当て布の部分に四角く折ったティッシュをはさみこんでもう一度穿くことにした。
 圭子は窓にしっかり鍵を掛け、鍵の無い扉には突っかい棒をしたが、その夜はなかなか寝付かれなかった。

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