妄想小説
被虐の女スパイ
十三
「ちょっときついお酒を持っておいで。こいつを覚醒させるのよ。まだお寝んねの時間は早いのを思い知らせてやるのよ。」
部下が持ってきたウィスキーのボトルを受け取ると、99号の顎を再びしゃくりあげ鼻を抓んで息苦しさに口を開けたところへアルコール度のきつい酒を流し込むのだった。
「ううっ、ぷはっ。」
きついアルコールの刺激に失神していた99号は再び目を醒まさせられる。
「起きた? あんたの調教はまだまだ続くのよ。さ、新しい媚薬をもう一回擦りこんであげるわよ。」
「や、やめて・・・。もう身体がもたないわ。お願いっ、赦してっ。」
「そうはいかないよ。さ、もう一度、昇り詰めるんだよ。」
既に股間を蔽うたった一枚のショーツ以外は全て剥ぎ取られてしまった99号は、自分の意志とは別に乳首がぷっくりと立って、身体は刺激を求めていることを露わにしてしまっている。
「アンタの身体は欲しがっているみたいよ。あそこもたっぷり濡れてきているんでしょ。ショーツは外からみても沁みが丸見えよ。」
「ああ、言わないでっ。」
「さ、アンタの欲しいのはこれだろっ。」
調教師は99号の目の前に黒光りする巨大なバイブを翳して見せるのだった。
「ああ、それを又挿し込むのね。ああ、でも欲しい。ああ、早くそれを挿してっ。」
「ふふふ。もう欲しがっているのかい。でもまだ駄目だよ。薬が効いてきて、欲しくてたまらないって泣き叫ぶまではね。」
「ああ、痒い。かゆくて堪らない。ああ、赦してっ。もうそれを挿して楽にさせてぇえええ。」
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