妄想小説
被虐の女スパイ
十一
「どうした。気持ちよくなってきたか?」
「ああ、何なの、これっ? 堪らなく痒いっ。ああ、気がおかしくなりそう。」
「なら、これはどうだ。こうして擦ってやるっ。」
「ああ、ああっ・・・。気持ちいいっ。堪らないっ・・・。」
「ふふふ。もう効いてきたか。」
「あ、やめないで。手を抜かないで。ああ、また痒みがぶり返してきた。お願いっ。指を・・・、指をもう一度突っ込んで。」
「ふん、もうお願いか。駄目だな。すこしは苦しんで悶えるんだな。」
「あ、いやっ。そんな・・・。こんなにおかしくさせて・・・。行かないでっ。」
「そんなにして貰いたいか? なら調教師を呼んで来てやるよ。もう少し身悶えしながらじっと待ってるんだな。」
「ああ、駄目っ。このまま放っておかれたら気が変になってしまうわ。早くっ。」
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