妄想小説
被虐の女スパイ
十二
散々焦らされた後、99号の前にやってきたのはコスチュームを用意してくれた組織の手下の女だった。
「あんた。私たちを裏切ったそうだね。そんなハクい顔して、よくそんな真似が出来たもんだ。」
「ああ、お願いです。その・・・、その黒いモノで、あそこを癒してくださいっ。」
「こいつを突っ込んで欲しいのかい?」
「ああ、そうです。痒くて堪らないのです。ああ、早くぅ・・・。」
「だったら、チンポが欲しいって言ってごらん。」
「ああ、言います。言いますから・・・。ちんぽが・・・、ちんぽが欲しいですっ。」
「おまんこに嵌めてっていうんだよ。」
「ああ、いじわるっ・・・。お、おまんこにちんぼを嵌めてぇっ・・・。」
女調教師の責めは執拗だった。極太のバイブを使って99号を昇り詰めさせると思ったら、それを抜き去って、今度は掻痒感で焦らしながらバイブの責めを懇願させ、我慢の限界に来たところで激しいバイブの振動で再び昇り詰めさせられるのだ。焦燥感と絶頂間の鬩ぎ合いは99号の体力を根こそぎ削いでいく。やがて体力の消耗に限界が訪れたところで99号はとうとう絶頂のまま、白目を剥いて失神してしまったのだった。
「ふん、だらしないわね。でも、こんなんじゃまだまだだわよ。アンタは性欲の亡者になるまで、調教されまくるのよ。男のペニスを渇望してじっとしてはいられない身体に貶められるのよ。」
磔にされたまま、ぐったりと気を喪ってしまっている99号の顎をしゃくりあげると、調教師は嗜虐の笑みを浮かべるのだった。
次へ 先頭へ