妄想小説
被虐のヒロイン 美少女仮面フォンテーヌ
一
地球に逃げた悪魔デビアルを追って悪を捌く為にウィザーワールドからやってきた美少女仮面フォンテーヌだったが、あと一歩というところまでデビアルを追い詰めたのだが、謎の魔窟で姿を見失ってしまう。デビアルを追って魔窟の更に奥まで踏み込むフォンテーヌは、最大の武器である魔法力を封じる結界に入り込んでしまう。まさしくそれはデビアルがフォンテーヌを陥れる為に仕掛けられた罠だったのだ。
「出てきなさい、デビアル。その辺に居ることは判っているのよ。もう逃がしはしないわ。このフォンテーヌがお前に正義の鉄槌を上げるのよ。」
「ふふふ。フォンテーヌよ。いつまでもお前の力が通用するなどと思い上がるでないぞ。もうお前は我々に捕えられたも同然なのだからな。」
「何ですって。私がお前たちに捕えられる? そんな事が出来ると思うのなら出てきて勝負しなさいよ。」
「ならば、そうしようじゃないか。」
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