着物裾肌蹴

騙された新人女優とマネージャー



 第二部



 三十九

 深沢の手によって大きく広げられてしまった太腿の奥には下着を着けていない茉莉の股間の茂みが覗いてしまっているかもしれなかった。しかし深沢が開いた腿を勝手に閉じることも出来ない。ただ顔を俯かせるようにして恥ずかしさに堪えているしかなかった。
 突然、深沢は再びカメラを引き寄せると身体を茉莉の前に横たえるようにしてレンズを茉莉の方へ低いアングルから狙ってくる。しかしそのレンズが狙っている先は、露わにされた裾の奥ではなく恥ずかしそうに俯いている茉莉の顔そのものなのだった。
 「そうだ。その表情だ。それを隠さないでっ。」
 深沢がファインダーを覗き込んだまま茉莉に指示する。

恥ずかし顔

 (あ、駄目っ。赦してっ・・・。そんなところ、撮らないでっ。)
 茉莉の方からは深沢のファインダーの中に映っているものがどの部分なのか分からない。しかしモデルである以上はカメラから身体を背ける訳にはゆかないのだった。しかし深沢の方はよほど茉莉の恥ずかしがる表情に魅入られたらしく、シャッターを切り続けているのだった。
 「あ、あの・・・。」
 茉莉はもう脚を閉じていいかをおそるおそる切り出そうと仕掛けたところだった。
 「じゃ、今度は胸元ももう少し露出を大きくしてみようか。勿論、ブラジャーなどはしていないよね。」
 「え、そ、それは・・・。」
 茉莉が答え終わらないうちに、深沢の手は縄を回された茉莉の裸の乳房を蔽う着物の襟元に掛けられていた。
 「あ、ああっ・・・。」
 茉莉が抗いの言葉を発する前に裸の乳房はその半分以上が露出してしまっていた。

和服肌蹴

 再びカメラを取り上げた深沢は乳房を露わにされて恥ずかしがる茉莉の表情を次々とフィルムに収めていくのだった。

 第二部 完


yuri

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