騙された新人女優とマネージャー
第二部
三十三
由里はネクタイを目に当てて頭の後ろで縛ると両手を背中に回す。その姿を見て男は思わず生唾を呑み込む。
(こいつら、あの別荘でこんなことをしていたのか・・・。)
須藤は由里が自分から背中に回した両手首にバスルームから持ってきたタオル地のバスローブのベルトを巻きつける。その両端をきっちりと結わえ付けるともう由里は自分では何もすることが出来ない。男に自由が奪われたことを確認すると由里はそのまま仰向けになってベッドの上に横たわる。しかし男にはその次に二人が何をしたのかが分からない。
「さてと。両手は縛ったぜ。さ、この前の時みたいにお前から誘ってみろよ。」
「ち、違うわ。私の方から誘ったりしてないわ。少なくとも最初の時は・・・。目隠しは言われて自分でしたけど、まさかいきなり口の中に入れて来るなんて思いもしなかったわ。」
(ん? 最初の時は・・・? つまり二度目は違ったってことか。最初はいきなり口に咥えさせられたって訳か。)
「じゃ、行くぜ。口を開けな。」
須藤の言葉に由里は口を薄く開く。それを見て須藤は確信する。
(やはりそうだったんだな。いきなりフェラチオとはな・・・。)
「咥えるけど、初めは口の中に出したりしないでよ。硬くなるまでだから・・・。そしたら私のショーツを剥ぎ取って。自分では脱げないんだから。」
「わかってるさ。なるべくこの間と同じようにやるんだぜ。あん時みたいにな。」
須藤はズボンとトランクスを一緒に膝まで下すと、まだ半勃起状態のペニスを由里の薄開きの唇の間に押し込む。
「うっ・・・。」
チュパッ。チュパッ。
初めての時にいきなり口に咥えさせられたペニスを自分がどう扱ったのか、もう憶えていない。とにかく夢中だったのだ。しかし今はもう三度目になるので、どう口と舌を動かせば男が気持ちよくなるのか知ってしまっていた。
「プフッ。もう、いいでしょ。それだけ硬くなれば。」
由里は自分の口の中で完全に勃起した須藤のペニスを吐きだすと膝を立てて脚を緩く開く。それを合図と見て取った須藤は微かに腰を浮かせている由里の下半身からショーツを抜き取る。
「それじゃ、戴かせて貰うぜ。」
「あ、中には出さないでよ。剛も我慢してくれたんだから。」
「さあ、そんな器用なことが出来るかな?」
「この間と同じことをさせればいいって言ったじゃないの。」
「ふふ。わかったよ。但し、一回目はな。」
「一回目は・・・って? 二日目の時のこともしろって言うの?」
「二日目の時の写真は週刊誌に渡してもいいんだったらな。」
「だ、駄目よっ。ああっ、ああっ・・・。」
どんどん激しくなる須藤のピストン運動に由里も身体が反応して昇りつめそうになる。
「駄目よ。お願いっ。もう、抜いてっ・・・。」
「ううっ・・・。」
須藤もかろうじて射精をしてしまう寸前で由里の膣からペニスを抜き取ったのだった。はあ、はあと荒い息遣いをしていたのは須藤の方ばかりではなかった。
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