260バレー選手

妄想小説

牝豚狩り



第六章 栗原瞳の悲劇

  その5



 サングラスの男は、狩りに失敗した男たちを街に届ける為に一緒に出ていった。客たちにも場所を悟られないように、目隠しをして貰って、電車のある場所まで送り届けなければならない。男に取っては、獲物の始末よりも金蔓である客のほうが大事だ。特に狩りに失敗した客は、次回にいい客となって戻ってもらえる確率が高いからだ。

 瞳の身体を自由にする権利を与えられた男と、獲物の瞳の見張り役には二人の手下があてられた。手下の二人は、狩りの勝者に、陵辱に使う道具を幾つか手渡して、自由に使うように説明だけすると、体育館の外に出た。
 男達が手渡したのは、噛み付かれるのを封じる口枷のボールギャグ、バイブレータ数種類、縄と鞭、目隠し用のアイマスクなどである。足首を括っていた縄は、男が油断した時に逃げ出されないように、鋼鉄製の手錠のような鎖付きの足枷に取り替えられた。

 見張り二人が体育館から出て行くと、男は自由を奪われた瞳のほうに、にじり寄っていった。
 瞳は最早抵抗するのも無駄と悟って、目をつぶってじっと転がっていた。背後から寄っていった男はまずアイマスクを使って視界を奪う。それから瞳の口を開かせてボールギャグを咥えさせ、付随している革ベルトを首の後ろでしっかり固定する。口枷で開かせられた瞳の唇の端から、だらしなくよだれが流れ落ちたが、瞳にはどうすることも出来なかった。
 汗だくになって逃げつづけた瞳の身体じゅうから、汗の臭いとともに、女性特有の体臭がぶんぶん匂ってきていて、それが男の欲情を更に刺激させていた。
 男は縛られた瞳の身体を抱きかかえるように片腕で抱き起こすと、よだれを垂らし続ける口の周りを舐めながら、もう一方の手を瞳のブルマの中に伸ばしていった。

290フェラ瞳


 最終的に男が瞳の身体を放して出てきたのは、二時間後のことだった。その頃には、サングラスの男も既に戻ってきていた。狩りの勝者は、陵辱の限りを尽くして満悦というよりは、憔悴しきったかにも見えた。精力を使い果たしたといったところだったのだろう。
 サングラスの男は無言のまま、送迎の四輪駆動車のほうへ男を導いた。

 後に残された手下の二人は獲物の後始末役だった。二人が体育館に入ると、中央に鎖の足枷で繋がれた瞳が、ボロキレのように蹲っていた。下半身は丸裸で鎖に繋がれたほうの足首にブルマとショーツが下ろされて丸まって引っ掛かっていた。そのショーツの内側にはべっとり精液が臭いを放ちながらこびりついている。
 ジャージの上着もたくし上げられて剥き出しになった白い乳房の上には鞭で散々叩かれた赤いミミズ腫れの痕が痛々しかった。瞳の顔面からはぽたぽたと液体が滴り落ちている。横たえられた頭の周りにも水溜りが出来ていて、臭いから男が浴びせた小水であることが判る。
 瞳は意識は失っていなかったが、完全な放心状態にあった。

 動く気力をうしなってぐったりしている瞳の身体を、二人の男はてきぱきと持ってきた濡れタオルで拭い始めた。サングラスの男からは1時間以内に済ますようにきつく言いつけられていた。それは裸で自由を奪われている女をゆっくり見ていて、変な気を起こし、始末に手間取って何か証拠の足を残すようなことにならない為だった。用意が出来たら、携帯で連絡しなければならない。その為にはゆっくりしている間はないのだった。

 一通り身体を綺麗にすると、身につけていた衣服を全て挟みで切り裂いて、全裸にする。尿の染み付いたボールギャグも外して新たに綺麗な布の猿轡を噛ませる。後ろ手に縛った縄は、手錠に架けかえてから、解く。そして全裸のまま、大きな布袋に瞳を詰め込むと口をしっかり紐で結わえ付け、外に停めておいた大型バンの荷室までふたりして運んだのだった。


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