妄想小説
美少女仮面ポワトリン 仕組まれていた罠
五
重機の上に思いっ切り叩きつけられたポワトリンが歯を食いしばりながら最後の反撃に出る。
「ポワトリーン、フラーシュ。」
ポワトリンがかろうじて握りしめていたベルサーベルから稲妻のような電撃フラッシュが怪力レスラーを当てられる。
「うぎゃあああ。」
ポワトリンフラッシュの電撃をまともに受けたブロディもさすがに堪らずその場に崩れ落ちる。
「ふうっ、あぶないところだったわ。」
しかし悪人たちの攻撃はそれで終わった訳ではなかった。
ポワトリンフラッシュの数倍の威力を持つレーザービームが油断したポワトリンの背中を襲う。実はブロディの攻撃はポワトリンの注意を逸らす囮の作戦だった。そしてパン工場も実はポワトリンを誘き出すための罠だったのだ。
「し、しまった。まだ後ろに居たのかっ・・・。」
その場に崩れ落ちたのは今度はポワトリンのほうだったのだ。電撃をまともに喰らって完全に意識を喪っているのだった。動けなくなったポワトリンは、エネルギー吸収装置を使われてポワトリンパワーを吸い取られてしまう。
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