妄想小説
美少女仮面ポワトリン 仕組まれていた罠
十三
吐き出したくなるのを堪えて何とか喉の奥に嚥下したポワトリンだった。
「はっはっはっ。よく呑んだな、ポワトリン。これでお前も私の奴隷となったのだ。」
しかしその瞬間、ポワトリンは身体の異変を感じていた。突然、自分の身体に力が漲ってくるのを感じたのだ。
「こ、これは・・・。どういう事なの? エネルギーが身体中に充填されていくみたい・・・。」
「どうしたの、ポワトリン? なんだか、元気になったみたい。」
「ありがとう、もう大丈夫よ。君たちの精が私にパワーを戻したの。」
ポワトリンはまだふらつきながらもすくっと立上る。
「闘いましょう、愛ある限り。誰が赦しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません。」
「わあ、蘇ったんだ。ポワトリン・・・。」
「待ちなさい、ディアブル。」
「ん? ポワトリンめ。何時の間に・・・。」
「貴方が子供達に呑ませたザーメンの精の力がわたくしを蘇らせたのです。」
「何だと・・・。お前に屈辱を与える為に呑ませたのが失敗だったというのか・・・。おのれ、喰らえっ。」
ディアブルは魔の吐息を放ってポワトリンを攻撃する。しかし子供達の精でパワーアップしたポワトリンには最早通じない。
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