アカシア夫人
第二部 和樹の嫉妬と貴子の迷い
第二十四章
和樹が戻って来た時に、何かいろいろな物を手にしている様子だった。しかし戒めを受けて身動きが取れない貴子には振り返ってみることが出来ない。和樹は剥き出しにさせられている貴子の裸の尻の前に持ってきたものを置いて、しゃがみ込むのが気配で判る。
「もう二度と変な気持ちが起きないようにしてやる。」
「な、何をなさるというのです・・・。」
「お前のシモの毛を全部剃りとってしまうのだ。そうすれば、男の前で裸になることも出来ないだろう。」
「そ、そんな・・・。許してください。そんな恥ずかしい真似させるの。」
「どうしてだ。俺以外の男の前で裸になることは無いんだから、何も恥ずかしがる必要はないだろう。それともそういう事がまだあるとでも言うのか?」
「いえ、決してそんな事は。でも・・・。そこまでしなくても・・・。」
「これは罰だと言っただろう。本当に反省しているか、試しているんだ。本当に反省しているなら、罰を受け入れるんだ。」
「うう・・・、分かりました。罰をお受けします。」
「それじゃあ、自分から剃り落してくださいとお願いするんだ。夫に貞操を誓う印としてな。」
「わ、分かりました。わ、わたくし、貴子は、和樹さんに、夫、和樹さんに、貞操を誓う印として・・・。ああ、貞操の印として、シモの毛を剃り落して頂くことを、お願いいたします。ああ・・・。」
やっと言い切った貴子だが、惨めさに涙が止まらなかった。和樹は遠慮会釈なく、貴子の剥き出しの股間に下から熱い濡れタオルを暫く当ててから、シェービングクリームを塗りこめる。
「ああ、ひと思いに剃ってしまってっ・・・。」
最後はやけになりながら言い放った貴子だったが、口惜しさにまた涙が込み上げてくるのを抑え切れなかった。
貴子は、シモの毛をそっくり剃り上げられた後、仰向けにひっくり返されて戒めは解かれないまま、和樹のモノを毛のなくなった陰唇に挿入されたのだった。しかし、貴子のそこは潤みを持っておらず、和樹の陰茎も充分な硬度を持っていなかった。挿入はすぐにお終いになり、和樹は縄だけ緩めてそのまま去っていった。漸く解放された貴子はその場にしばらく蹲っていたのだった。
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