葬儀11

妄想小説

恥辱秘書






第六章 二人の葬儀


 七

 闇の中に遠目からでも、開け放たれた座敷の明かりが洩れているのが見えた。手前の濡れ縁の向こうの障子が大きく開け放たれて、部屋の中が丸見えになっている。そして煌々と輝く座敷の明かりの下に喪服のまま縛られて吊るされた人妻後家が見えたのだ。下半身を露わにして後ろから男に犯されている姿に、一同は度肝を抜かされ声を挙げられなくなって、只呆然として見とれていたのだった。性欲の衰えた老人ばかりだったので、想像を絶する眺めを唯、心行くまで鑑賞するだけに留められたのが、せめてもの幸いだったと言えるかもしれなかった。

 芳賀の激しい突き上げに癒されて、最後に美紀の尻の上で放出して果ててしまうまで、美紀には、あたりの様子は全く目に入っていなかった。芳賀が果てて、男根を女陰から抜き取ってから漸く、我に返って息を整えているうちに、美紀には辺りの様子が目に入ってきた。
 開け放たれた障子の向こう側には明るい座敷内とコントラストを為す真っ暗闇が広がっていたが、その暗闇に何か動くものが、美紀の目に止まったのだ。
 少しでももっとよく見ようと、次第に縁側に近づいていってしまった男達の影を、最後に美紀の尻の上で放出して果てた芳賀が身を離した後に、美紀は気づいてしまった。しかし、最早美紀には、見ず知らずの田舎の果てで犯された辱めの格好を見られることなどはどうでもよくなっていた。
 そんな気持ちが美紀の緊張を糸を緩めてしまった。気づいた時には、剥き出しにされた割れ目からゆばりが垂れ始めていた。一旦、放尿を始めると、小水がこびりついた山芋の汁を洗い流してくれるような気がして、気持ちよくなってくる。もう何の遠慮もなく力を篭めて放出しだすと、美紀の小水が座敷の畳の上に綺麗な弧を描いて流れ出していった。
 外に居る老人たちは口をあんぐり開けて見守るしかなかったのだった。

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