看護19

妄想小説

恥辱秘書






第五章 付き添い婦への姦計


 三

 芳賀に逆らう訳には行かなかった。芳賀が何をさせようとしているのかは、うすうす感じている晴江だったが、1リッターはあるそのピッチャーの水を何とか喉に流し込んだ。空になったピッチャーを受け取ると、芳賀は晴江に近づいてきた。晴江は緊張して身体をこわばらせる。
 芳賀の手が晴江の腰にまわされ、指が這うようにして腰骨のところから下に下りてくる。看護服の裾まで達すると、裾を少しずつたくし上げていく。下穿きの下端が覗いてしまうまでたくし上げると、芳賀の人差し指が股間の中心に当てられた。芳賀は指の感触で、例の貞操帯が嵌められたままなのを確認する。
 晴江は吉村が起きて気づきはしないかと、びくびくしながらも芳賀にされるが儘になっていた。

 芳賀は晴江の前に腰を屈めてしゃがみこむと両手を伸ばして晴江の下穿きに手を伸ばし、それを引き下げてしまう。
 (ああっ)声を出しそうになるのを必死で堪える晴江だった。迂闊に声を出して吉村を起こしてしまうのではないかと懼れたのだ。芳賀は晴江のパンティをすっかり引き下げてしまうと、晴江に片脚ずつ上げさせて脚から抜き取ってしまった。
 芳賀が何をするつもりなのか訝しげに思っている晴江だったが、芳賀は手際よく作業を進めた。尻のポケットからいつもの手錠を取り出すと、ノーパンに脱がしたばかりの晴江の足首にその片方を嵌めてしまった。
 「あっ。」と声を上げた時には、手錠のもう片側が吉村が眠るストレッチャーの台座のパイプに嵌められてしまっていた。晴江はノーパンのままストレッチャーに繋がれてしまったのだ。
 晴江はさっき飲まされたばかりのピッチャーの水のことをすぐに思い出す。芳賀の仕業だから、中に利尿剤を仕込んだ水であることは想像に難くない。直に尿意が襲ってくるだろう。その時に、晴江にはトイレに立つことが出来ないようにしようとしているのだと悟った。晴江の額に汗が滲む。

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