秘書14

妄想小説

恥辱秘書






第一章 嵌められた女秘書


 九

 美紀が訥々と下を向きながら、芳賀の問いに答えるようにして喋った話を聞きながら、芳賀のモノは完全に勃起していた。(何という性生活だろう)と独身の身には思いもかけないものだった。
 「ここで、その排尿をして見せてくれ。 ・ ・ ・ 嫌とは言わせないよ。」
 有無を言わせぬ口調で芳賀は美紀に命令する。実はさっきから、催していて、何とか我慢していた美紀だったのだ。それを見透かされたような気がして、顔を赤らめる。美紀としては早く白状してしまって芳賀の許しを乞い、自由にしてもらってトイレに飛び込みたかったのだ。芳賀の前で失禁してみせろといわれるとは思ってもみなかった。
 「で、出来ません。それだけは許してください。」
 懇願してみても無駄なことは美紀自身よく分かっていた。が、どうしてもそれは避けたかった。
 芳賀はしかし、許してくれそうな気配は全くなかった。縛られている美紀の顎に手を掛けて上向かせ、奴隷の身分であることを思い知らせた。美紀は為す術がないことを悟った。
 目を伏せ便器の上に跨った。芳賀の視線が痛いように感じられる。美紀は唇を噛んでこの辱めを堪えようとした。
 股間に暖かいものがじゅるじゅると音を立てて流れ始めた。いつものように生温かいものが陰唇から鼠頸部を伝い、ポタポタと貞操帯から滴となって垂れだした。
 カシャっという音がして再び閃光が走る。撮られていることを感じながらも美紀は顔をあげることも出来ないで居た。

 排泄し終えても、なかなか貞操帯から垂れる滴は終わらなかった。いつもならティッシュで拭うところも、後ろ手の手錠で自由にならない。
 鼻先に生温かいものを感じて、顔を上げた美紀の眼前に屹立した男のモノがあった。(あっ)と声を立てる間もなく、顔にドロッとしたものを浴びせられた。芳賀が美紀の顔めがけて射精したのだった。
 思わず顔を背けようとするのを芳賀の手がいち早く美紀の髪を掴んで抑え付けた。まだ固いそのモノが美紀の唇をこじ開けようとしていた。逃れることは出来なかった。甘酸っぱい匂いが口の中に充満する。美紀の口をこじ開けたそのものは、口の中で再び放出をはじめた。(ううっ)と声にならない呻きをあげながら、それを嚥下するしかなかった。

 それから後のことはもう美紀もよく覚えていなかった。どうも芳賀は美紀の手首を紐で縛りなおしたらしかった。しかし、それはそんなにきつくなく、その後手錠の鍵は外されたようで、独り紐で後ろ手に括られたまま男子トイレに放置されていた。紐が解けるのにどれだけ時間が掛かったかもよく憶えていない。顔じゅうベトベトだったのが、乾いてきていた。手首の紐が解けても、すぐに立ち上がることも出来ずに、暫く呆然と便器にしゃがみこんでいる美紀だった。

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