妄想小説
恥辱秘書
第一章 嵌められた女秘書
七
「こんなものを填められていたのか。道理で股を締めれない訳だ。」
「お願いです。もう辱めないで。許して。」
美紀は涙を浮かべて懇願する。しかし、男は容赦はしなかった。
パシャリという音がして、アイマスクの上に微かに閃光を感じた。
(写真を撮られている。)
そう気づいて何とか逃れようとするが、脚の下の便器が邪魔して動くことも出来ない。手錠の手首も紐でしっかり括りつけられている。
「嫌っ、撮らないで。」
しかし、無情なまでに美紀の恥ずかしい姿がどんどん撮られてゆく。
「旦那の趣味なのかい。よく恥ずかしくもなく、こんなモノを着けて来られるもんだな。普段上品ぶっている癖に、相当な淫乱ってわけだ。」
男はそう言いながら、再び拘束具の孔に指を突っ込んで、思いっきり揺さぶる。
「ああっ、駄目っ。そ、そんなにしないで。」
男の責めに、美紀は身を捩じらせて堪えている。
しかし、そんな中で、美紀は冷静にもなりかけていた。
「あなた、芳賀さんね。 ・ ・ ・ そうでしょ。分かったわ。」
芳賀も、想像もしていなかった事態に興奮して、つい声色をつかうのを忘れていたのだ。(しまった)と思った芳賀だったが、もう写真は撮ってある。弱みを握っていれば怖いものはないと思い返した。
アイマスクを引きちぎるように剥ぎ取った。急に開けた視界に、美紀は眩しくてすぐには見返せない。が直に、正面に芳賀の姿を認めた。
「知られてしまった以上は、すべてお前にも話してもらおう。こんな格好にさせられている訳を。」
美紀も、こうなったら全て話してしまって、芳賀に許してもらうしかないと思い始めていた。そして美紀は芳賀に全てを告白させられたのだった。
次へ 先頭へ