妄想小説
恥辱秘書
第一章 嵌められた女秘書
三
翌日から、芳賀は計画を周到に立てた。東京の電気街で選びに選んで買って来た最新鋭のデジタルカメラを用意した。高感度CCDを搭載したその機種は、デジタルビデオムービーの技術を駆使した暗闇でもストロボを要しないオートフォーカス付きのもので、シャッター音を消せるというのも、芳賀の条件に合った。驚くほど小型で、芳賀の手のひらにすっぽり収まってしまう。
芳賀の席からは反対側の美紀の席が見渡せる。美紀が席を立つ度にチェックした。給湯室に独りで向かうらしい時には、芳賀もすっと席を立って、何食わぬ顔で廊下に美紀を追った。
チャンスはそんなに簡単にはやってこなかった。大抵は給湯室手前の女子トイレに入ってしまう。芳賀はそうすると、ただトイレの個室の中での美紀の姿を想像することしか出来ない。本当に用を足しているのか、いつかのように股間を何かで拭っているのか、想像だけでは分からない。
しかし、その後にチャンスが意外に早く巡ってきた。トイレにすっと入ったかと思ったのだが、すぐに出てきたのだ。用を足していたとは思えなかった。個室が空いていなかった様子だ。芳賀は廊下を反対側へ歩いていく振りをする。美紀はあたりを窺うように見ながら、すっと給湯室へ向かった。
(チャンスだ。)芳賀ははやる気持ちを抑えながら、足を摺るようにして音を立てずに給湯室へ近づく。掌にはもう既にデジカメを握っている。
手だけ伸ばして、デジカメのレンズだけがかろうじて給湯室の中を覗けるようにして無音のシャッターを切った。
芳賀は危険を冒さず、そのままその場を音を立てないで離れた。芳賀が席に戻っていると、何食わぬ顔の美紀が戻ってくるのが見えた。いつものように、ミニスカートから伸びる脚をすっ、すっと伸ばして歩いてくる。よく見ると微妙に足が外側、外側に向いている。美紀が自分の席に座るのを斜め横から見ている。椅子にしゃがむ時に、脚が開いている。真正面からもし眺められたら、短いスカートの奥に白いものを覗けるのは間違いない。
芳賀は誰もそばに居ないを確認して、こっそり自分のパソコンにデジカメの接続コードを繋ぐ。はやる気持ちを抑えるのがやっとだった。画面のボタンを押す。
美紀はなんとこちらを向いていた。しかし視線は自分の下半身に向けられていてカメラに気づいた気配はない。片手でミニスカートの裾を持ち上げ、もう一方の手はこの間と同じようにティッシュを丸めたもので、内腿を拭っている。やや下を向いているが、美紀であることははっきり判る。
次の画像では、はっきり股間の白いパンティの端にティッシュを押し付けるようにしているのが判る。美紀は作業に夢中になっている様子で、カメラにはまったく気づいていない。
同じような画面が数枚続いて、最終画面になった。少し上向くように恍惚とした顔をして、目を細めている。脚は膝で折って少し外に開いていた。その脚の根元を美紀の指が抑えていた。
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