妄想小説
恥辱秘書
第十七章 仕組まれた罠
九
長谷部は裕美に誘導されているのだとは思いもしない。監視カメラに写っているなどとは思いもしないで、縛られて膝を崩して床にしゃがんだ裕美の前に仁王立ちになると、ズボンのベルトを外し始める。既に、長谷部は久々に下半身が屹立しはじめている手応えを感じていた。
長谷部がズボンとブリーフをいっしょくたに膝までおろすと、裕美は(恥ずかしい)と言わんばかりに顔を背ける。これも細かく指示された演技の一環なのである。
長谷部は、以前に観た縛られた女を犯すアダルトビデオのシーンを思い浮かべていた。
抵抗出来ない格好で足元にひれ伏している裕美の髪の毛を乱暴につかむと、自分の陰茎のほうを無理やりむかせる。
「さあ、この硬くなったものを、口に含むんだ。」
「い、嫌です。お許しくださいっ。そ、そんなことは・・・。」
そんな言葉に、長谷部がひるむ筈もないことは重々承知しながら、裕美はシナリオ通りの台詞を反芻していた。
「咥えろ。これは命令だ。」
そう言うと、長谷部は裕美の顔めがけて、屹立した肉棒を突き立てた。
裕美は口をすぼめて、長谷部の生温かい肉棒を絞り込むように咥えると、ゆっくりとそして次第に速度を早くしながら、しゃぶりついてピストン運動を繰り返す。長谷部の手が裕美の後頭部を抑え込んでいるので、裕美も口からそのモノを離すことが出来ない。
(このまま、果てさせるしかない。)
情報屋からの指示にもそう書いてあった。そうでなければ、その後、長谷部に口を穢されるだけでなく、女陰まで犯されねばならないのだ。
裕美は実はフェラチオなどしたことも無かった。が、情報屋からは丁寧に、フェラチオの仕方とともに、フェラチオで男をいかせるアダルトビデオまで送りつけられ、事前に勉強をさせられていた。
口の中に射精されるなど、想像しただけで虫唾が走る思いだったが、情報屋の魔の手から逃れられる為にと、身を投げ出して演技することを決意していた。
激しいピストン運動に、とうとう長谷部が(うっ)という声を上げた。途端に生温かいものが口中に広がるのを感じる。抜き取った陰茎から裕美の唇にねばねばしたものが糸を引く。
裕美は泣きそうな顔をして目の前に立つ長谷部の顔を見上げ、唇の端から放出されたばかりの精液を垂れ流した。制服を白い染みが汚していく。が、シナリオにはそうするように書かれていたのだ。
シナリオでは、長谷部が一旦果ててしまえば、すぐには勃起は復活しないので、解放されるだろうと書かれていた。が、長谷部の行為はそれでは終らなかった。
縛られたままの裕美を抱え上げると机の上に仰向けに寝かせた。何をされるのか不安な面持ちの裕美を尻目に、両方の足首を手で掴むと机の上に広げさせ、脚の付け根のべっとりと濡れている割れ目に顔を埋めて、陰唇を吸い始めたのだ。
そこまではシナリオに書かれておらず、覚悟も出来ていなかった裕美は突然の責めに慌てた。思わぬ快感が走り、声を立てないようにするのがやっとだった。唇を噛んで堪えるが、長谷部の舌の責めは執拗だった。
「や、やめて。もう、許して・・・。おかしくなっちゃう・・・。」
「いいのだろう、マゾ女め。今、いかせてやる。」
そう言うと、今度は上に広げていた脚を床におろし、仰向けになっていた裕美の身体をひっくり返して、裕美に尻を突き出させた。
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