妄想小説
恥辱秘書
第十七章 仕組まれた罠
六
「私、この頃、少し変なのです・・・。専務のお部屋を出ると、何故だか変に身体の中心が疼いてしまうのです。」
裕美はデスクに座っている長谷部に対して直立不動で正面を向いて立っている。喋っている台詞はすべてシナリオで指示された通りなのである。
「身体の中心って、・・・何のことだね。」
「・・・。ここのことです。」
裕美はそう言うと、自分の制服の前に両手を置いて、裾を徐々に上にたくし上げていく。長谷部が裕美の下半身に目が釘付けになり、ごくりと喉を鳴らすのを感じる。
あと一歩で下着が露わになってしまうところで手の動きを止め、長谷部が目を離さないのを確認してから、更に裾を持ち上げ、選んで穿いてきた薄手のレースのショーツを長谷部の前に露わにする。
暫くそのままで見せ付けるように覗かせてから、さっと裾を下ろす。
一瞬長谷部はぽかんとして、何が起きたのか判らないでいた。
「あそこが火が付いたようになってしまうのです。」
「何を言っているのか、よく判らんが・・・。」
裕美はわざともじもじしてみせてから、恥ずかしそうに言う。
「さっきお見せした、あの部分です。見せてみろと命令してください。」
「えっ、見せて見給え。」
「もっと、強く・・・、きつく命令してください・・・。」
「・・・。そこを、・・・捲って見せなさい。」
「どうしても・・・ですか。」
「どうしてもだ。これは命令だ。早く見せなさい。」
「わ、判りました。」
裕美は恥ずかしそうに下を俯いて、さっきのようにおずおずとスカートの前部を持ち上げる。
「この下も脱がなければ、なりませんか・・・。」
「えっ、も、勿論だ。・・・下に、穿いているものも下ろしなさい。」
長谷部は、突然の展開にうろたえながらも、若い女が自分の命令に従って、恥ずかしい部分を露わにすることに有頂天になっていた。
「ああ、許してください。恥ずかしいです、こんなこと。そんな命令、お許しください。」
「いや、命令だ。パンティを下ろして、見せなさい・・・。」
長谷部は喉がからからに乾くのを感じながらも、動揺を抑えながら強い口調になる。
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