妄想小説
恥辱秘書
第十四章 再びの仕組まれた接待
七
泣きそうな面持ちでトイレに駆け込んだ裕美を更なる悲劇が待ち受けていた。ひとつしかない個室が使用中なのだ。取り合えず洗面台で小水まみれのおしぼりを洗い、化粧を直す振りをしながら個室が空くのを、ちらちら振り返りながら待つ裕美だった。
慌てておしぼりだけ抱えてきたので、自分のバッグを席に置き忘れてきたことに気づく。スカートの下はぐしょぐしょのオムツで、へたに動くと内股をまだ残っている滴が伝ってくる。とにかく濡れたおむつを外したかった。穿きかえるパンティは席のバッグの中だ。今更取りには戻れない。しばらくはノーパンで居るしかないと覚悟を決めた。
じりじりしながら待つ裕美だったが、個室からは一向に出てくる気配がない。それもその筈で、事前に美紀が以前体育館でしたのと同じように、壁の上へよじ登って外から内側の鍵を掛けていたからだ。裕美には、その間にも、更に次の尿意が高まってきていた。個室の扉を叩いてみようかとも思ったが、そんなはしたない真似は裕美には出来なかった。叩いたところで、出てきてくれるかも分らない。
その時、裕美は個室の隣に掃除用具を置いておく小部屋があることに気づいた。試しにあけてみると、中にモップなどを洗う深めの洗面台がある。取り合えず中に忍び込み扉を閉めてから、そっとスカートを持ち上げ、股を大きく開いてそっと濡れそぼった紙おむつを外す。洗面台にそっと移すが、その間にもぽたぽた滴が垂れた。裕美は募り来る尿意にも焦っていた。
隣の個室が空いて、放尿することが出来なければ、トイレを出ることも出来ない。
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