縄解き

騙された新人女優とマネージャー



 第四部



 七十五

 (あと少し・・・。あと少しで解けるかもしれない。)
 「さて、どっちから犯してやるかな。唄のとおりならさしずめ『姉のほうからせにゃならぬ』って言うから年上のお前の方からかな?」
 (まずいっ。本当なら由里を庇って私から先にやってというところだが、いまこの男に近づかれたら解けかかっている縄のことを気づかれてしまう・・・。)
 その時、平手打ちを喰い続けていた由里の方が声を挙げる。
 「どうせなら私からやったら。叩かれ続けて、これ以上放っておかれたら気絶しちゃうわよ。」

沁みパンツ丸見え"

 由里の突然の申し出に玄太が振り返ると、由里が顔を腫らしながらも自分から脚を大きく広げて挑発している。その丸見えの下着の真ん中が薄っすらと沁みが出来ている。
 「なんでぇ。お前、洩らしたのか? それともあそこが潤んできたってか?」
 「・・・。パンツ、脱がして調べてみたらいいわ。」
 「ふふふ。そうさして貰うかな。洩らしたんじゃなくて、本当に濡れてきたんなら真正マゾってわけだ。こりゃ確かめる価値はありそうだぜ。」
 急に由里の方に興味を持ち始めた玄太は茉莉の方から由里の方へ近づいていく。玄太の手が由里のショーツに掛かって毟り取るように由里の下半身から下着を剥ぎ取る。
 (解けたっ・・・。)
 玄太が由里に気を取られている間に、後ろ手の手首から気づかれないように縄を外してゆくと茉莉の目は武器になるものを探る。さっき由里が取り落としたブロンズ像がすぐ近くの床に転がっていた。縄から手首を抜き取るや、電光石火の如くそのブロンズ像を掴み上げると玄太目掛けて振り下ろしたのだった。

yuri

  次へ   先頭へ



ページのトップへ戻る