騙された新人女優とマネージャー
第四部
七十四
「てめえ。小娘のくせに生意気なことをしやがる。ただで済むとは思うなよ。」
「ううっ・・・。い、痛いわ。放してっ。」
片腕を捩じ上げられた由里は、その痛みに堪えかねてもう片方の手で持っていたブロンズ像を取り落としてしまう。さすがに男の力には打ち勝つことは出来ずに由里は腕を取られたまま床に倒されてしまう。玄太はその上に馬乗りになると、深沢が色々用意していた物の中から荒縄の束に手を伸ばして掴むと由里の手首に巻き付けていく。
「おめえもあの女と同じように縛り上げてやるぜ。」
「あ、いやっ。やめてっ・・・。」
由里は必死でもがくが男の力に打つ勝てる筈もなく、あっと言う間に後ろ手に縛り上げられてしまうのだった。
玄太は後ろ手に縛った由里をテーブルの脚に括り付けると由里の服を引き裂き、乳房を露わにさせてからその上に更に縄を巻き付けていくのだった。
パシーン。
「ううっ・・・。」
「そりゃあ。」
パシーン。
パシーン。
ブロンズ像で殴り倒され掛かった玄太から、今度はテーブルの脚に縛りつけられて何も抵抗出来なくされた由里への平手打ちが容赦なく執拗なぐらいに繰り返されるのだった。
「どうだ、小娘っ。ちったあ懲りたか?」
「・・・。」
かろうじて気は喪わなかったものの、由里は声も挙げることが出来ない。その姿を何もしてやれないもどかしさを感じながらも茉莉は先ほど少しだけ由里が緩めておいてくれた後ろ手の縄と必死に格闘していた。
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