妄想小説
被虐のスーパーガール
六
「クリプトンエナジーを吸い取られて神通力を失った上に、鎖で繋がれて最早スーパーガールも文字通り手も足も出ないっていう訳だ。これまで散々我々の邪魔をしてくれた分のお返しをたっぷりしてやるからな。覚悟しろよ、スーパーガール。」
「まず何からしてやりましょうか、デクスター閣下?」
「こいつが目を醒ましてからだ、デッダラス。スーパーガールの口惜しがる顔を見ながら虐めぬいて溜飲を下げさせて貰おうじゃないか。」
「そいつぁ、いい。スーパーガールがどんな顔を見せるか愉しみですな、閣下。」
「ううう、こ、これはどうしたの。く、鎖に繋がれている。こんな鎖、クリプトンパワー ですぐ引き千切ってやるわ。あれっ、どうしたの。力が出ないわ。」
「ふふふ、やっと目覚めたか。スーパーガールよ。お前はもう俺様たちの虜なんだ。たっぷり可愛がってやるから楽しみにしてな。」
「お、お前、デッダラス。お前なんかに自由にはさせないわ。」
「ほう、そうかい。じゃ、試しにお前の腹を蹴っ飛ばしてやるから戦えるもんなら闘ってみな。」
「ううっ、ぐっ・・・。どうしたんだろう。な、何も抵抗出来ないわ。」
「ふっふっふっ。そりゃ、そうだ。お前のクリプトンエナジーは全部吸い取らせて貰ったからな。最早、お前はただの人間の女と同じだ。」
「クリプトンエナジーを吸い取ったですって。」
「そうだ。だからお前には最早以前のようなパワーは出せないのだ。人間の力しか無くなったお前には、その身分に相応しい人間用の拷問器具でたっぷり苦しめてやる。」
「人間用の拷問器具?」
「まずはお前を処刑室に牽いて行く。大人しくついてくるんだ。」
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