理科室の悪魔
第三部
六十三
「先生っ。最初のうちって、どういう意味ですか?」
「自分で陰唇の内部が濡れてきたって感じられるようになるまでよ。」
「それは、自分で判るものなんですか?」
「そ、そうねえ・・・。最初のうちは分からないかもしれない。そういう時は陰唇の中に指は入れないように気をつけながら、陰唇の割れ目の上側だけをなぞるといいと思う。指の先に濡れを感じたら、出来るだけ浅く、陰唇の奥に指を入れないように気をつけながら濡れを確かめるの。」
「先生っ。先生のパンティ、真ん中部分に沁みが出来てきていますよ。」
「えっ?」
(まさか)と思いながらも、自分で自分のショーツのクロッチ部分を覗いてみる勇気はなかった。
「先生っ? 先生はもう充分経験豊富だから、オナニーで濡れるのは慣れているのではありませんか。「
「そ、そうね・・・。そうかもしれないわね。えーっと・・・。」
「先生っ。濡れてきたら次はどうするのか教えてください。」
女生徒達は矢継ぎ早に美津子を質問責めにする。
「えーっと・・・。次の段階はショーツの中に手を入れていきます。こんな風に、ゆっくりと、優しくにです。」
「先生っ。パンティを通してだと、具体的にどの辺りを愛撫しているのか分かりません。同性同士なんだから、パンティを脱いで性器のどの部分を愛撫するのかちゃんと示してください。」
女生徒の言い分は一見正論に思えた。
(そうだ。私達は同性なのだから、性器を見せたって構わないのだわ・・・。)
そう考えて美津子は潔くショーツを脱ぎ下すことにした。パンティの後ろに手を掛けて尻の方からつるりとパンティを脱ぎ下そうとし始めた時、美津子は大変なことに気づいてしまった。
(いけないっ。あそこの毛は剃り落とされてしまっているのだったわ。どうしよう・・・。)
しかし途中まで下し掛けたパンティを今は無毛だからという理由で止める訳にもゆかなかった。
(もうここまできたら、今更恥ずかしがっても仕方ないのだわっ。)
美津子は思い切ってパンティを膝のところまで脱ぎ下す。女生徒達の目に陰毛を失ったつるつるも女性器が露わになる。女生徒達からは一斉にどよめきが沸き起こる。
「せ、先生っ・・・。あそこ、剃っているんですか?」
「そ、そうよ・・・。この方が貴女達により判り易いかと思って・・・。」
美津子は最初からショーツを下して女性器を皆に見せるつもりでいたかのような言い方をしてしまっていた。しかしそのことを指摘する女生徒は何故か居ないのだった。
「先生っ。陰唇の上のほうの突起はクリトリスですか? 尖って剥き出ているように見えますけど・・・。」
「え、ええっ。そう、そうよ。これがクリトリスよ。普段は陰唇の奥に隠れているけれど、興奮してくるとこうやって突き出てくるものなの。男性がペニスを勃起させるのと同じよ。これは自分が興奮してきているっていう合図でもあるの。」
美津子は思いもかけず無毛の陰唇からクリトリスが勃起しているところまで見せることになってしまって、説明するつもりもなかった事まで口にしてしまっていた。
「先生っ。勃起したクリトリスをどうやって刺激したらいいのか、実際にやって見せてください。」
「わ、わかりました・・・。えーっと、こ、こんな風に二本の指を広げて・・・。クリトリスを両側から挟み込むようにしながら二本の指を上下させて・・・。」 その時、突然終業をしらせるチャイムが鳴り響いてくる。
キン、コン、カーン。
その音を聴くや、美津子は我に返る。
(わ、わたし・・・。いったい、何やっているんだろう。)
「き、今日の授業はこれまでです。」
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