妄想小説
恥辱秘書
第十五章 地位の逆転
八
裕美は両手の自由を奪われている為に何の抵抗もすることが出来ずに、美紀に首根っこを抱えられ、広場の中央の街灯のところまで引き摺りだされていた。広場の中央の街灯は一本の鉄柱で高い位置に支えられている明るい水銀灯だった。美紀は裕美の縛られた両手を更にその鉄柱に括りつけ、逃げられないようにする。
美紀には裕美を犯したいという気持ちはない。ただあるのは裕美を辱めたいという気持ちだけだった。美紀は裕美の短いワンピースの裾を掴むと、上へ思いっきり引き上げる。ブラジャーの上までワンピースの裾を引き上げてしまうと、ブラジャーのホックも外してしまい、ブラジャーの紐を引き千切って、乳房も丸出しにさせる。
下半身には紙おむつが嵌められているだけだ。その腰骨のあたりのテープも引き剥がしてしまう。裕美は両脚を引き絞って抵抗するが、両端のテープを引き剥がされてしまったオムツは、重力のままに次第にずり下がるしかない。両脚を締めていても、紙おむつは膝のところにとどまっているだけで、股間の茂みもあらわにさせて裕美は下半身を丸出しにさせられてしまっていた。
そこへ股間の痛みを手で押さえるようにしながら、さきほど裕美に蹴り上げられた芳賀が足を惹きづるようにしてやってきた。芳賀には最早怒りしか残っていなかった。
自分のズボンから革のベルトを引き抜くと、裕美の剥き出しの白い尻めがけて革のベルトを振り上げた。
パシーンという甲高い音がひと気のない公園に響きわたった。裕美の白い肌には赤いミミズ腫れの痕がついていた。芳賀は容赦がなかった。裕美の尻に打ち据えられた革のベルトの音は、裕美の嗚咽とともに、ひと気のない公園に長く響き渡っていた。
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