鞭打ち悶え

妄想小説

料理研究家の誘惑



 十

 「どうしたんです、その乳首は。こんなにピンと立って大きくなってますよ。」
 「ああ、見いひんといて・・・。」
 「乳首がこんなだということは、クリトリスも尖ってるんだろうな。」
 「あ、あかん。あきまへん。」 
 千鶴は股間を覗かれないように脚をすぼめて隠そうとするが、恥毛を失った股間は縦の割れ目が丸見えで、その間から肉芽が覗こうとしているのがわかってしまう。
 「ほら。割れ目からクリトリスが覗こうとしてますよ。」
 「いやん。いけず・・・。」
 「自分でも判るんですね。そうとうなマゾですね。そうだ。マゾ女は痛めつけられても感じるんだが、辱められるともっと感じるんですよ。試してみましょう。」
 「何っ? 何、なさろうとしてはるんですか?」
 「こんな奥まったところに縛り付けておいても仕方ないから、もっと外へ引き摺りだすんです。ちょっと待っててください。」
 そう言うと、瑛太は千鶴を床の間の柱に縛り付けておいたまま、座敷が面している廊下側に向かう。座敷と廊下を隔てている障子戸を全て大きく開け放ってしまう。廊下の外側はもう庭が広がる外なのだ。

縁柱

 「いやっ。開けとんてくださいっ。誰かが覗いとるかもしれへんやし。」
 突然外に向かって開け放たれた座敷の奥で千鶴が恥ずかしそうに身を震わす。
 「この角の柱がちょうどいいですね。外からも丸見えだし。さあ、ここに括り直してあげますから、ここで全裸を晒すんです。」
 「ああ、そんな・・・。」
 外に面した柱に縛り付ける際に、瑛太は千鶴の着物を全て剥ぎ取ってしまう。

千鶴

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