昭和ミニスカアイドル

エッセイ


ブスだからミニ、美人なのにミニ


 七

 そして80年代のミニスカアイドルたちが登場してくる。石川秀美・早見優・松本伊代 ・堀ちえみ・小泉今日子といった面々だが、いずれもミニスカートを武器に人気を博したが、一人ひとりの顔はそれほど美人とは言えない。まだまだミニの魅力でのし上がってきたと言っていい。

昭和歌姫

 上記80年代ミニスカアイドルたちの中から飛び出て抜きんでた二人が居る。松田聖子と中森明菜だ。どちらもデビュー当初は他の80年代ミニスカアイドルたちと同様、ミニスカートから覗く太腿を武器にアイドルとしての地位を確保してきたのだが、途中から歌唱力で他の追随を許さぬ存在となり、いわゆる昭和の歌姫となった。面白いのは歌唱力で売れてくるにつれ、ミニスカートの力に頼らなくなり、ミニスカート以外のコスチュームが多くなる。決して顔の美人さで売れた歌手という訳ではなくミニスカートのおかげでもない。歌唱力に魅了されたと言っていい。しかし二人共だが、売れてきた後に急にミニスカートをコスチュームに選んだ楽曲も出している。松田聖子は「秘密の花園」で、中森明菜は「タトゥー」だ。どちらも超ミニといえるボディコンのタイトミニで、それまでのアンチミニコスチュームが多かった為にアレッと驚いたものだ。まさに意表を突くミニの採用だった.

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TATOO RED


 それはあたかも自分達はミニスカはもう穿かないけれど、私が穿けば貴方達駆け出しのミニスカアイドルには及びもつかない妖艶さを見せられるのよと言わんばかりだった。しかし、さすがにミニは穿きなれていないせいか、聖子、明菜のどちらも生番組出演時にはファン垂涎のパンチラを晒してしまっている。

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明菜パンチラ1

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