妄想小説
被虐のヒロイン 続・美少女仮面フォンテーヌ
二
(ん? また邪悪なオーラを感じるわ。何か、危機が迫ってきてるのだわ。)
「あ、現れたわね。お前たちはデビアル軍団の手下たちっ。」
「ふっふっふっ。フォンテーヌよ。今回ばかりはお前にやすやすとやられることはないのだぞ。」
「何を言っているの。私がお前たちを今すぐ成敗してみせるわ。」
「さあて、それはどうかな。お前にはもう既に毒を仕込んであるのだからな。」
「何ですって。あれっ・・・。うっ。」
フォンテーヌは突然の腹の痛みに、手を抑えて苦しみ始める。
「ふっふっふっ。毒が廻り始めたようだな、フォンテーヌ。お前はもうすぐ身体中が痺れて動けなくなるのさ。」
「何ですって。そんなもの・・・。ああ、駄目だわ。力が出せないっ。」
「ふふふ。苦しむがよい、フォンテーヌ。お前はもうすぐ全ての魔法パワーを失うのだ。」
「何ですって? ああ、苦しいっ。もう駄目・・・。」
「大分、毒が廻ってきたようだな。身体じゅうが痺れている筈だ。もうじき気を喪うだろう。そしたらとっておきの仕打ちをしてやるから楽しみにしてるんだな。」
「ああ、もう駄目・・・。」
ついにフォンテーヌは気を喪ってしまう。
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