良子
- 警察手帳を奪われた女巡査
第二章 開始された女巡査への調教
三
良子は見知らぬサラリーマンの男に自分の恥ずかしい部分を思う存分覗かれたまま、とうとう電車の終点まで行かされた。両側に居た男たちは先に降りてしまい、良子は後に残されたのだが、男たちについていく他はなかった。良子のスカートの奥を覗いていたサラリーマンは名残惜しそうに良子の後を視線でずっと折っていた。
「どこへ行くんですか。」
良子が尋ねたが、男たちは返事もしない。良子は両手を後ろ手に縛られたまま、ただ付いていくしかない。改札を通り抜け降り立って歩いて行った先は、街灯もまばらな夜の公園であった。時折、アベックが肩を擦り寄せ合って歩いていく他は、浮浪者がうろついているだけである。
公園のかなり奥のほうへ入ったところで、良子は道の真ん中に立っている街灯の一つの前に立たされた。男の一人がポケットからさらにもう一本の手錠を取り出すと、良子の両手を繋いでいる手錠をくぐらせ、街灯に良子を繋いでしまった。
男は小さな鍵を取り出して言った。
「これは、おまえの両手に掛けてある手錠と、この街灯におまえを繋いでいる手錠の両方を開けられる鍵だ。これをおまえの身に着けさせてやるから、誰かに外してもらうんだな。ふふふ。」
そう言うとポケットからガムテープを取り出し、鍵をガムテープの真ん中に貼り付け、今度は良子のスカートをまくり上げると、何も着けていない剥き出しの股間にしっかりとそのガムテープを貼り付けてしまったのである。
「それじゃ、今夜はこれであばよ。又、呼び出しを掛けてやるから素直に来るんだぜ。分かったな。」
男は嬲るように、良子の頬にビンタを一発食らわせてそのまま立ち去っていく。
「ま、待って。これを外してっ・・・。」
しかし、良子の哀願も空しく闇に響くばかりで、男たちは振り向きもせずに立ち去ってしまった。
残された良子にとって、ここから脱出するには、誰かに頼んでスカートをまくって貰い何も着けていない裸の股間に貼り付けられたガムテープを剥がして貰い、鍵を取り出して手錠を外して貰うしかないのである
頼んでみたところで、その相手が男だったら鍵を取り出したところで、良子が抵抗出来ないのをいいことに、好きなだけ慰みものにして去っていってしまうかも知れないのである。良子は自分の立場が惨めで情けなかった。
その時、アベックが通りかかった。良子はいちかばちか助けを求めることにした。浮浪者が寄ってきて、良子の両手が自由にならないのに気付かれないうちに何とかしなければと思ったのである。
「あ、あの・・・。た、助けてください。」
良子は二人に助けを求めた。
男のほうが先に気付いたようだった。男は、美人でしかも脚の大きくあらわにした女に思わず喉が鳴った。しかし、連れの女が、目敏く男が脚を剥き出しにした女に気を奪われたのに気付いて腹を立てた。
「・・・。あ、あの、済みません。助けてほしいんです。」
「どうしたんだい。」
男のほうが、優しそうに声を掛けてきた。しかし、良子には男に打ち開けて助けて貰う訳にはいかなかった。連れの女性のほうに向いて、良子は助けを求めた。
「貴方に・・・、貴方だけにお願いがあるんです。済みません。ちょっとだけ、この人と話をさせてくれませんか。」
良子は、男の方に向かって暫く離れていてくれないかと頼んだ。
「あんた、ちょっとあっちへ行ってなさいよ。」
女が言うので、男は仕方なく離れていった。
男の方に声が届かなくなったと確認してから、良子はその女に小声で助けを求めた。
「訳があって、この街灯の鉄柱に縛られているんです。手錠を掛けられていて・・・。鍵は、実は・・・。あの・・・、わ、わたしの・・・スカートの下の・・・、スカートの中にガムテープに貼り付けられていて・・・。」
女はちょっと考えてから、良子のスカートを少しめくってみた。遠くで女の連れがこちらの様子を伺っているので、良子は気がきでなかった。
「へえっ。・・・。あんた。ノーパンのうえにそんなところにガムテープなんか貼られちゃって、いったいどうなっているの。」
しかし、良子には答えようもなかった。
「そうすると、要するに、わたしにあんたの股のガムテープを剥がして鍵を取り出して手錠を外して欲しいって訳ね。」
「そ、そうなんです。」
良子は相手が状況をつかんでくれたので、ほっとした。
「いやよ。」
しかし、相手の答えは良子の期待を裏切っていた。明らかに女は良子に嫉妬していたのである。自分の連れが、良子のほうに関心を持ったことに腹を立てていた。
「あんたなんか、その辺の浮浪者にでも犯されるがいいわ・・・。」
連れの男が少し離れた遠くから、何を話しあっているのかといぶかしげに待っている。
「あたいに助けてもらえなくて、お生憎さまね。・・・。かわりにその辺の男にあんたの状態をばらしてあげるから、たっぷり可愛がって貰えばいいわ。」
そう言うと、女は良子のノンストラップのタンクトップの胸元を一気に引き下げた。良子の白い乳房があらわになった。縛られた良子にはどうすることも出来ない。
「ひ、酷いわ。同じ女なら、どんなに惨めか分かる筈でしょ。」
良子は口惜しさに思わず涙をこぼした。
「生意気な女ね。こうしてやる。」
女は良子の剥き出しの乳房を思いきりつねった。
「あううっ。い、痛い。」
「それじゃ、さよなら。」
女は良子の白い乳房に赤い痣を作ってから、くるりと振り向いて連れの男のほうへ去って行ってしまった。
良子は助けて貰う筈が、さらに惨めな格好にされて残されてしまった。
アベックが歩いていくと、道の端に浮浪者がうずくまっていた。女のほうが、それを見つけると、男に(ちょっと待っていて)と言って浮浪者に近づいていった。
「ねえ、あんた。あっちにあんたに抱いてもらいたいっていう美人の女がいるから、すぐに行ってやんなよ。」
髭もじゃの男が、ぎろっとした目を女に向け、いぶかしげな顔をしていたが、女の指すほうへゆっくり立ち上がっていった。
良子は遠くからその浮浪者が近づいてくるのに気付いていた。男の目は自分の剥き出しの乳房と、脚の付け根を辛うじて被っているスカートからあらわになっている太腿に注がれていた。
男は良子の前に立ちはだかると、良子の身体全体を嘗めるように見ている。良子は背筋が冷たくなるのを感じた。
男は自分の股ぐらに手を伸ばし、ズボンのチャックを下ろしていちもつをゆっくり取り出した。その太くてだらっとした肉塊が、良子の眼前にこれ見よがしにぶらさげられている。そしてその肉塊はしだいに固さを増し、頭をもたげてくる。
「あ、あっちへ行って。い、 嫌よ。」
男はゆっくりと両手を伸ばすと、良子の剥き出しの乳房を掴んだ。そのまま良子の身体を引き寄せようとした。
良子の背中で冷たい金属の手錠が、良子の手首に食い込んだ。
「や、やめてっ・・・。」
良子の必死の懇願にもかかわらず、男は良子の首に手を回すと、嫌がる良子の顔を引き寄せようとする。
良子の太腿に男の熱い男根の先が触れた。
「誰か、助けてえっ。」
良子はたまらなくなって、大声をあげた。
浮浪者は良子の口を塞ごうと喉元を抑えこもうとする。
「うぐぐっ、た、助けて。」
首を締められ、良子の意識が無くなろうとしてきていた。
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