良子
- 警察手帳を奪われた女巡査
第二章 開始された女巡査への調教
二
電車がガクっと揺れてブレーキを掛け始め、駅に近づいた時には、良子の尿意は頂点に達していた。
(は、早くして・・・。)
良子は電車から飛び出て、トイレに駆けこむことしか考えていなかった。
電車が止まり、ドアが開くと禿げ頭の男を振り切って外に出ようとした。
「お、降ります。退いて、退いて頂戴。」
なり振り構わず、良子は電車の外に躍り出た。三人の男たちのことも、もう頭にはなかった。スカートの裾が乱れて少しまくれ上がっていたが、そんなことに構っている余裕も無かった。
降りたことのない駅であったが、見当をつけてホームから改札のほうへ上がる階段を駆け上がっていった。
階段を昇りきって右手を見ると、案の定突き当たりがトイレであった。
が、無情にも女性用トイレは掃除中の看板がぶらさがって入り口が閉められていた。
入り口のドアを肩で押して見たが、開かなかった。どうやら掃除のおばさんが、途中で鍵を掛けてどこかへ行ってしまったらしかった。
しかし良子はもう我慢の限界を迎えていた。あたりに人気のないのを確かめると、意を決して男子用トイレに駆けこんだ。
両手を背中に固定されている為、個室の扉を思うように掛けられず、背中越しにやっとのことで開けて中に入ったところで、三人の男たちが追い付いてトイレに入ってきた。
背中の手ですぐに良子は扉の鍵を掛けようとしたが、一瞬遅れて間に合わなかった。
男の手が、乱暴に個室の戸を押し開いた。しゃがもうとする良子を男たちが二の腕を捕えて、外に引きずり出した。
「お、お願い。もう我慢が出来ないの。漏れてしまうわ。」
男たちは良子のパニックを楽しんでいた。
二人がかりで良子の腕を捕え、男性用のアサガオの前に良子を立たせた。
「男のトイレに入ってきたんだ。ここでしな。」
男が冷たく言い放った。
一人が良子のスカートをたくし上げた。
惨めな格好だった。が、もう我慢は出来なかった。膝を曲げて股をなるべく開くようにして男性用のアサガオに向かって立ったまま、良子は放尿を始めた。
他の誰かが今にも入ってくるかも知れなかったが、一旦流し始めたおしっこは止められなかった。
最後の滴が良子の内股を濡らした。
出し終えると、男は良子を放した。恥ずかしさに目もあげられなかった。が、ずっとここに居る訳にもいかなかった。男たちの脇を擦り抜けるようにしてトイレから飛び出た。
男便所から走り出てきた女に気付いて、何人かの男たちが不思議そうな顔で良子を見ていた。
良子は駅の外に出ようと思ったが、切符すら持っていないのに気付いた。
男たちから逃れることが出来ないことをあらためて思い知らされた。
うなだれて立っていた良子のそばへ、男たちはすぐにやってきた。
「どうだい、出すものだして、すっきりしたか。」
「立ちしょんべんとは随分、はしたない真似が出来るもんだ。」
男たちは次々と良子を言葉で嬲った。
そのまま良子は男たちに引き立てられて、反対側のホームへ降り立った。
夕方の上りの電車は、反対に随分空いていた。良子は男たちに挟まれるようにして、シートに座るように命じられた。
反対側の席にはサラリーマン風の男が座っている。
良子の短いスカートから出たあらわな脚をじっと見ている。背中に両手を繋がれたままで膝元を隠すことも出来ずに、良子は座らされた。短いスカートがさらにずり上がる。
前の男の視線が良子の股間を刺した。良子は出来るだけ腿をぴったり付き合わせるようにした。しかし、極端に短いスカートは良子の黒い茂みを覗かせてしまっている。
前の男は食い入るように、その三角地帯を覗き込んでいた。
「おい、脚をもっと開いてサービスしてやんな。」
隣の男が冷たく良子に囁いた。
「えっ、嫌です。そんなこと・・・。」
「言うことをきかなきゃどんな目に遭うかな。」
「・・・。」
「ちょっと立て。」
男の一人に乱暴に腕を掴まれ、車両の端のほうへ連れていかれた。さっきの真正面にいた男は良子の脚を惜しそうに見送っている。
「脚を大きく広げろ。」
男は良子に命じた。
良子はおそるおそる脚を開かざるを得なかった。男はポケットから何やら取り出した。
プラスチックのケースに入った画鋲と、一枚のバンドエイドである。ケースから画鋲を一つ取り出し、噛みの包みを剥いたバンドエイドにそれを突き刺すと、それを良子の内股に貼り付けた。ちょうど、画鋲の針がもう片方の内股に向かって突き出ている様な格好になった。これによって良子はもはや両脚を閉じることが出来なくなってしまった。脚を閉じようとすると、もう一方の腿に画鋲の針が突き刺さってしまうのである。
「なんて酷いことをするの。」
良子は目で訴えたが、男は薄ら笑いを浮かべるだけである。
男は良子の腕を捕え、さっきの男の前へ引っ張っていった。内股に画鋲があるので、歩き方がガニ股にならざるを得ない。みっともない格好を余儀なくされ、しかも、さっきの男の前で座らせれたのである。脚を閉じようとして、腿にチクリという痛みが走り、大きく股を広げざるを得なかった。当然の結果として、良子の恥ずかしい股間は丸見えになった。
良子は恥ずかしさに下を向いて、顔を上げられなかった。目の前の男の視線が自分の股間に釘付けになるのが痛いように感じられる。
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