冠木門
三
やっと京子は、眠り薬を入れた紅茶を飲まされたところまで思い出した。眠っている間に縛られ、この部屋に連れ込まれたらしいことに気付いた。
京子は縛られながらも身体を起こして自分の様子を確かめてみた。スカートがはだけて腿まで大きく剥きだしになってしまっている。直そうと、もがけばもがく程、益々スカートは、ずり上がっていく。立ち上がろうとしたが、足首も紐で括られており、うまくゆかない。仕方なくうつ伏せになってみたが、うまく這うことも出来なかった。
その時、うしろの扉が開いて、真行寺柾道が入ってきた。京子は柾道をみとめると、思わず逃げ出そうとしたが、ただ、もがくばかりである。
「私をどうしようというの。」
「フフフ・・・。」
「縄を解いてください。お願いです。」
真行寺は京子の懇願には応えず、じわっと京子ににじり寄ってゆく。柾道の手が京子の足首をつかむと、ぐいとばかりに引き寄せた。京子のスカートがするするっと捲れ上がり真っ白のパンティが丸出しになった。
「や、やめて。」
京子の叫びも空しく、柾道はその下穿きを引きずり降ろした。京子の白く締まった下腹部に黒々とした恥毛が剥きだしになる。京子は身体を捻って逃れようとするが、柾道は京子の足首の上に馬乗りになって押さえ込んでいるので、恥ずかしい部分を隠すことも出来ない。柾道の指が京子の腿の上をいやらしく撫でながら這いあがっていく。京子は目をつぶって感じまいと堪えているが、もう柾道の二本の指は京子の一番恥ずかしい部分に将にかかろうとしているのが分かる。
(犯される・・・私はこの男にされてしまうんだわ。そんなことが、・・・)
そう思うと京子の目からは涙がこぼれてきた。
しかし京子のそんな思いには一向にお構いなく、柾道の指先は京子の恥部をまさぐり続けている。京子の恥毛を柾道の指が掻き上げて、京子の女唇を大きく広げようとしている。執拗な柾道の責めに、京子は自分のものが次第に潤んでくるのを禁じ得なかった。
「やめて、お願い。許して・・・。」
京子が悶え始めるのを見てとると、柾道は次ぎの責めに入ることにして、京子の身体を抱え上げた。そして部屋の隅に置いてある肘掛け付きの椅子に京子を運んだ。
その椅子の正面は全身が映る程の大きな鏡になっており、京子はその鏡に向かって座らされた。柾道は京子の足首を縛っている紐を一旦解くと、下着とスカートを抜き取り、片足ずつ肘掛けの外側に足首を固定するように縛り直した。京子は大きく股を広げて、自分の最も恥ずかしい部分をさらけ出した格好にさせられてしまった。しかも、目の前の鏡に自分の辱められた姿が映っているのを見せられている。
京子の用意が出来ると、柾道は隣の部屋から用意してあったものを運んできた。京子が不安な面持ちで見ていると、まず大きく股を広げさせられた足下の床に、お湯を張った洗面器が置かれた。京子が見上げると、柾道の手には石鹸と剃刀が握られている。京子はこれから自分が受ける辱めに気付いて顔がこわばるのを感じた。
柾道は石鹸を湯に浸すと、京子の股間に押し当て、揉みしだくように擦り始めた。京子は自分のその部分が泡でぬるぬるしてくるにつれ、いいようのない快感が襲ってくるのを禁じ得なかった。
「あうっ、だ、駄目。・・・ううっ。」
京子の泡だらけの股間を柾道が揉み続ける。京子はどうしようもなく恥ずかしいのだが、いつまでも止めないで欲しい気持ちになってくる。自分の中の淫らなものが抑えきれなくなってゆく。
「ああっ、いいわ。もう駄目。」
柾道は京子の感じてきたのを見てとると、右手に剃刀を持ち替えた。京子は冷たいものが自分の下腹部に押し当てられるのを感じた。
ゾリッという音がして剃刀が京子の真一文字の性器に沿って下ろされていく。洗面器の中に京子の黒い毛が散った。ゾリッという音がする度に電流のような快感が京子の身体をすり抜けてゆき、自分の熱い性液がじゅっという音を出して流れ出るような気がした。
またたく間に京子はすっかり恥毛を剃り落とされ、柾道がタオルで拭うと、ピンク色の女唇が大きく口を開いているのが剥きだしになった。そして、それが京子には鏡越しに丸見えになっている。
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