看護3

妄想小説

恥辱秘書






第二章 嵌められたもう一人


 四

 利尿剤を飲ませてしまうと、今度は包帯などを切るのに使う鋏を取り上げた。そしてその刃先を縛られて広げさせられている晴江の内股にあてる。
 「さあ、邪魔なものは取ってしまおう。」
 そういって、芳賀が刃先を滑らせると、晴江のストッキングが簡単に破かれ、するすると大きな穴が開いてゆく。さらにその刃先はその後、晴江の白いパンティの端を捉えた。
 「や、やめて。」
 晴江の願いも空しく、チョッキンという音を立てて、はじけるように晴江の白いパンティが晴江の股間を離れた。片側にぶら下がっただけの布切れになってしまったパンティを芳賀は乱暴に押し下げる。晴江の填められた拘束具が露わになる。芳賀が予想した通り、美紀に填められていたのと全く同じ器具だった。頑丈な鎖で晴江の鍵の掛かったベルトにしっかりと固定されている。晴江の恥毛もやはり剃り落とされていた。剃り痕が青々と痛々しかった。

 晴江の恥ずかしい部分を剥き出しにさせてしまうと、芳賀は撮影作業に取り掛かった。晴江はもう泣きじゃくっていた。こんな辱めを受けることになろうとは、芳賀を向かいいれたときには思っても居なかった。

 一通り写真を撮ってしまうと、芳賀は晴江の枕元にきて、晴江の顎に手を掛けて上向かせる。
 「さあ、どうしてこんなものを填めることになったのか、白状してもらおうか。そうしないといつまで経ってもこんな格好のままだよ。出張で出掛けていた先生たちが帰ってきてしまうよ。」
 芳賀の脅しに晴江は蒼くなった。
 「お願いです。何でも言いますから、早く解いてください。」

 晴江の自白は芳賀が予想した通りだった。晴江の恋人の男は飛行機のパイロットで、同僚の仲間が外国から持ち帰ったその器具を貰ったようだった。二人でホテルへ行った時に、男に填められたのだった。男は晴江が言うことを聞かないととても不機嫌になり凶暴になった。晴江は男に捨てられるのが怖くて、何でも言うことを聞いてしまうのが常だった。男の言うとおりにしてさえいれば、とても優しい恋人だった。男はSM趣味は無いようだったが、友人から伝え聞いたその器具の使い方にとても興味を持ったらしかった。そして、それを自分の女につけさせることで、女を征服できることをしってしまったのだ。男はそれ以来、二人で居る時以外はそれを外させないようになった。晴江も男に服従してさえいれば優しくしてくれるので、それを装着させられることを拒めなかったのだ。

 一通り話しが終わった頃、晴江はもじもじしだしていた。利尿剤が効いてきているのが明らかだった。芳賀は晴江が額に汗をかきながら悶えているのをじっと見て楽しんでいた。
 「どう、我慢できなくなってきたかい。」
 「お願い、もう解いて。 ・ ・ ・ あ、あの、 ・ ・ ・ ああ駄目、もう我慢が出来そうもないの。」
 「そのままの格好でしちゃうとどうなるのか、見てみたいんだ。」
 芳賀の非情な言葉に晴江は顔面蒼白になる。
 「なんてことを。酷いわ。まさか、このままさせるつもり。」
 芳賀は薄笑いを浮かべて答えない。そしてカメラを引き寄せ準備をしている。

 晴江は観念した。
 目をつぶって唇を噛んだ。もうどんなに我慢しても無駄だとわかった。そう思ったら、括約筋が一気に緩んだ。貞操帯の金属の板に直接あたるのでじゅるじゅるという大きな音を立てて、黄色いゆばりがほとばしり出た。一気に出したので、そこらじゅうに小水が飛び散ってゆく。そして太腿を伝って診察台の上を濡らし、そこから床にぽたぽた垂れてきた。芳賀は続けざまにシャッターを切っていた。

 晴江は散々恥ずかしい写真を撮られまくってから芳賀が去っていった後に独り残されていた。自分が洩らした小水があたりに撒き散らされていた。自分の着ている服も下半身はびっしょりだった。早く後始末をしなければ、本当に誰かが戻ってきてしまう可能性があった。それは判っていながら、呆然と濡れた床の上に蹲ってしまっていた。

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