看護2

妄想小説

恥辱秘書






第二章 嵌められたもう一人


 三

 晴江がその診察台に括りつけられてしまったのは、あっという間であった。両手の自由を奪ってしまうと、今度はもうひとつ包帯の包みを掴んで今度は足首を縛り始めた。晴江は慌てたが、もう後の祭りであった。抵抗することも出来ないまま、両足も大きく仰向けに診察台を跨ぐような格好で開かされて固定されてしまう。白衣の裾は大きくはだけて、既に白い下穿きまで丸見えになってしまっている。その股間の恥丘にあたる部分に不自然な膨らみが露わになっている。
 「さて、準備を始めようか。薬戸棚は何処かな。ははあ、これか。さあ、看護婦さん。利尿剤は何処にあるか答えてもらおう。」
 「何ですって。」
 「言わない訳にはいかないよ。教えなければ、大声を出して誰かが来るようにしようか。勿論、その股間のものは丸見えにして。」
 「こ、困ります。誰にも入って来させないで。お願い。言うことを聞きますから。利尿剤は上から二つ目の棚の右奥です。」
 晴江は慌てて後先も考えずに芳賀に教える。芳賀は晴江に言われた場所から利尿剤の箱を見つけだし、病人が使う水差しの中に落とし、水を加えてよく混ぜる。
 「さあ、これを全部呑んでもらう。嫌とは言わせない。」
 有無を言わせない口調で、晴江の髪を掴んで顔を固定させ、水差しの吸い口を晴江の唇の端にあてる。
 「さあ、こぼさず全部呑むんだ。」
 晴江は髪を強く引っ張られていて、どうすることも出来ず、流し込まれるまま利尿剤を飲み干させられる。それが後にどんな結果を生むかは想像するのが怖ろしかった。

  次へ   先頭へ




ページのトップへ戻る