妄想小説
恥辱秘書
第十六章 秘書に与えられる折檻
三
美紀は裕美の無様な姿を見て、また苛めてみたい気持ちがむらむらと湧いてくるのを感じる。手には芳賀から渡された太めの陰茎を模ったバイブレータを握っていた。
目隠しの頭巾がずりおちないように首のところで上から紐で括ってしまうと、裕美の背中側の襟を掴んで引き寄せると、ぴっちり閉じている太腿の間にバイブを充てる。
スイッチを入れると、ブーンという音とともに、衝動が裕美の膝上に伝わってくる。美紀はわざと焦らして、股間のちょっと下をずっと刺激する。
裕美は痒みを止めて貰いたい焦燥感に身悶え、たまらなくなって、自分から膝を折って、バイブの先を股間にあてようとする。それをバイブを引いて何度か空振りをさせて焦らしてから、美紀はようやく細かく震えている先端を美紀に向かって開いている脚の付け根に当てる。
「あうっ・・・。」
あまりの快感に、思わず声を上げてしまう裕美だった。
それは最早責めではなく、慰めになっていた。股間をバイブでまさぐられる裕美の口からは喘ぎ声が洩れるまでになっていた。
バイブの振動で痒みを癒されることに、たっぷり快感を味わせてから、一旦バイブを放し、スイッチを切る。そしてゆっくりと裕美の制服のスカートを捲り上げ、腰骨のところからショーツを掴んでゆっくり膝の上までおろしてしまう。恥毛の奥から垣間見える割れ目の襞は潤って白く濁った汁が洩れてきているのが美紀にも見える。膝小僧の上で止まっている下穿きの裏側はべっとり汚れていた。
美紀は目隠しされている裕美の後ろ手に太い棒をしっかり握らせ、スイッチを入れる。美紀は裕美の身体を個室の横の壁に向けて押し付けるようにして肩でもたれかかるように立たせると、掴んでいた裕美の襟を放して自由にする。暫く沈黙がながれ、トイレの中をブーンというバイブレータの音だけが響いている。
裕美には意図されたものがどういうことか、すぐに理解した。壁にもたれかかるようにして尻を後ろに突き出すようにして脚を広げると、背中の両手を伸ばして、バイブの先端をバックから自分の股間につき立てる。振動している先が割れ目の入り口に触れると、もう我慢できなかった。見られている前ではしたないと一瞬思ったが、股間の痒みを癒したい思いのほうが抑え切れなかったのだ。ズブッと音がしたような気がした。こんな太いものが大した抵抗感もなく吸い込まれていくというのが不思議な気がした。
(カチャリ)という音とともに、背中で手錠の鍵が外され、手首から鉄の輪が取り去られたが、裕美にはまだ動くことも出来ないでいた。(もっと深く挿したても大丈夫だろうか)そんなことにばかり気を取られていた。手錠がはずされて自由が効くようになると、もっと激しくバイブを動かしたい衝動にかられていた。うしろからバイブを掴んでいる指先に力が籠ってしまう。
すっかり自分の世界に浸りきっている裕美は、後ろで美紀が自慰にふける裕美の姿をデジカメで捉えていることにまったく気づいていなかった。
証拠の写真をしっかり収めると、音を立てないようにそっとトイレから滑り出ていた。裕美が独りでオナニーに耽っている状態から我に返ったのは、外に地域の剣道倶楽部の少年剣士たちがトイレを使いにやって来た物音がしたからだった。
練習前に用を足しに来た子供等らしかった。はっと我に返った裕美は目隠しの頭巾をかなぐり捨てると、慌てて個室の鍵を掛ける。裕美の居た個室にも入って来かねない勢いだったからだ。
「おい、早くしろよ。じゃあ、いいや。こっちでするから。あれっ、使用中かあ。も、洩れそうだよ。早くしてよお。」
(間一髪だった・・・。)裕美は冷や汗をかきながら、じっと身を潜めていた。その時に、まだバイブがブーンと音を立てていたことに気づいたのだ。手にしたバイブの先はべっとり濡れていた。先が奇妙な形にくねりながら回転している。急にスイッチを切って、音が消えると却って気づかれると思い、スイッチはいれたままでじっとしているしかなかった。
子供等が出て行ってしまうまで、暫く待たされた裕美だった。男子トイレの中であるだけに、見つからないように慎重を期さねばならなかった。音を立てないように、トイレットペーパーを繰り出すと、バイブの先と自分の股下をそっと拭う。便器に落として流せたのは、やっと音がしなくなって、子供等が皆出て行ってしまったと確認できてからだった。
裕美はバイブをどうしたものかと思ったが、隠すべきものを何も持っていないので、頭から被っていた頭巾を袋にして拭ったバイブを丁寧に包み込んで目立たないように脇に抱え、トイレから直接外に出る扉に向かった。
まわり道をして、体育館から出てきたことがばれないように注意しながら事務本館の秘書室に戻ると、脇に抱えてきた袋に入ったバイブを自分のロッカーの奥に隠し、ハンカチを手に女子トイレに急いだ。洗面台でハンカチを濡らすと、個室にはいってしっかり鍵を掛け、パンティを膝までおろし、濡れたハンカチで股をごしごし拭った。痒みの元になっている山芋の汁を少しでも落としておく為だが、一日塗られたままであったので、少しぐらい擦っても痒みは簡単には収まりそうもなかった。ハンカチでごしごし擦っているうちに、余計に感じてきてしまう。裕美は便器に腰を掛け、両脚を大きく開いて、またすっかり潤んできてしまっている股間の割れ目に指を入れる。が、先ほどのバイブのような快感は自分の指の動きではどうしても得られない。裕美はロッカーにバイブを取りにいこうか迷った。その日初めて経験したバイブの強烈な刺激の虜に既になってしまっていたのだ。
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