良子
- 警察手帳を奪われた女巡査
第四章 繰り返される女巡査調教
三
良子はもう誰も自分の下着を戻してさえくれないことに気づいた。パンティは膝頭のところまで下ろされてしまっている。首輪に繋がれた後ろ手の状態では、膝までどうやっても手は届かない。電車が着いて、皆が降りてしまうと、膝までパンティを下ろされた格好のまま晒されることになってしまう。良子は焦った。痴漢行為をしかけた男等はすでに知らん顔をして、良子から離れようとしていた。どんなに懇願するような眼でみても、振り向いてさえくれない。
そしてとうとう電車が止まった。まわりの人混みに押されて電車の外にはじき出されようとするのを不自由な手のまま、なんとか擦りぬけ、電車の中にとどまろうとした。
どんどん人が電車を降りていく。電車の中が次第に人混みがなくなってくる。と、同時に良子のあられもない格好が丸見えになってしまう。
良子は咄嗟に膝をついてしゃがみこみ、股を広げて脚を大きく開くことでなんとかパンティを膝からずり上げることに成功した。乗客たちは降りることに夢中で、良子のはしたない格好には気づいた者は居ない様子だった。
パンティはなんとか股下のところまでは上がったものの、それ以上はどう脚を曲げても開いても持ち上げることはできなかった。
かろうじてスカートぎりぎりのところまで持ち上げることが出来たので、今度は慌ててホームに降り立つ。殆どの乗客は改札のほうに向かって歩き去っていて、閑散としたホームに良子一人が残されていた。
スカートはかなり短いものが指定されていたので、ちょっとでも屈めば裾から白いものが覗いてしまう。いや、もし風でも吹けば、パンティを見られてしまうだけでは済まない。白い尻たぶから、恥毛を剥き出しにした股間まで覗かれてしまうのだ。
駅についたらどうしろという指示もなかった。とにかく、風にスカートが翻るのを怖れて、そばのベンチにまず腰を下ろした。背中の両手は自由にならないので、短いスカートがずり上がってしまうのに、手で隠すことも出来ない。パンティは下ろされているので、冷たい木のベンチが尻に直に触れるのを感じる。なんとかパンティだけは元通りに上にあげたかった。首を後ろにのけぞらせるようにして、首輪から繋がる鎖を緩め、手を出来るだけ下に下げて指の先を伸ばす。後少しでパンティの端に届きそうなのだが、指先に引っ掛からない。もう一度、股を大きく開いて、足をよじらせれば、もう少しパンティがずりあがるかもしれないと思った。しかし反対側のホームからそんな痴態は丸見えになってしまう。反対側のホームには人は少ないものの、学生が何人かはたむろしている。良子はその何人かがこちらを向かないタイミングを計っていた。
(よし、今なら。)
反対側のホームの数人が確かにこちらを見ていないのを確認して、良子は大胆に椅子に片足を乗せて、大きく股を広げ、なんとか膝に絡み付いているパンティを引き上げようと試みた。
(あと、少し、 ・ ・ ・ )
パンティに神経を集中していて、まわりの気配に気づかなかった。
「ご開帳かい。随分、恥ずかしい格好が平気で出来るんだな。」
突然、後ろから聞えた男の声に、良子ははっとして、脚をすぼめる。
男には思いっきり見られていたようだった。背中にまわした後ろ手のまま、肩から後ろを見上げると、サングラスをした男がすぐ傍に立っていた。良子は身体じゅうがわなわな震えるのを感じた。
男はゆっくり良子の前に回ってきて、立ちはだかった。良子は表情の分らないサングラスの男を睨むように、しかし、ただ見上げるしかなかった。
「パンティを下ろされちまったようだな。自分では上げられないのだろう。」
男は良子の陥っている状況はすっかり判っている様子だった。
突然、男は良子の隣に腰を下ろした。緊張している良子とは裏腹に、リラックスして脚を大きく前に組んでくつろいだ格好になった。
良子がどうするつもりかと緊張しながらも横を注意しつづけていると、男は背広のポケットからおもむろになにやら取出した。男が目の前に出したのは、何かビニールの袋に入った白っぽい液体だった。ジップロックという密閉できる構造の袋に入ったその液体は、粘りのある茶色みがかった白い濁ったものだった。男は、再びポケットに手を伸ばし、ビニル製の掃除用の手袋のようなものを取出すと片手に填め、その密閉された袋の口を開け、手袋をした指先にその濁った白いものを塗りたくって目の前にかざした。
「たっぷり楽しませてやるぜ。いい気持ちになるようにな。」
そう言うと、その白いものを塗りたくった指先を横に居る良子の股間に伸ばしてきた。
両手の自由を奪われている良子には何もすることが出来ない。男は手袋をしていないほうの手で良子のスカートを持ち上げると、もう片方の手を良子の股間に突っ込んだ。
ぬるっとした感触が良子の裸の股間に感じられた。白く濁ったその液体を男は良子の股間に擦り込んできた。
気持ち悪い感触があったが、それよりも、そんな格好をまわりに見られないかのほうが、良子には気になって、あたりをしきりに窺っていた。
男は何度もビニル袋に指を突っ込んで、その白いどろっとした液体を次々に良子の股間に擦り込んでいく。
(や、やめてください。)
殆ど口に出しそうになって、なんとか堪えた良子だった。
たっぷり汁が擦り込まれるまで、男は何度もなんども袋と良子の股間の間を指を行き来させた。それから男は立ち上がると良子の肩を掴んで立ち上がらせた。そして良子をホームのほうに立たせ、後ろに回ると良子のスカートの中に手を入れて、後ろから下ろされたパンティを引き上げ始めた。やっとパンティを穿かせてもらったことに安堵した良子ではあったが、男の仕掛けてくることがそれで済んだとは思えなかった。
良子が身体の異変に気づいたのは、その後、男に促されて、別の路線の満員電車に両手が不自由のまま乗せられて少し経ってからだった。
その路線は良子も乗ったことがない電車だった。さきほどの電車ほどではないにせよ、かなり混んではいた。郊外に向かう路線で、普通に立っていても電車が揺れる度に肩が触れ合うほどの混み様ではあった。
良子は最初、股間に熱いようなほてりを感じていた。が、それは次第に強烈な痒みへと変わっていった。良子は居ても立っても居られなくなり、両足をよじるようにして、その股間の痒みを堪えなければならなくなっていた。男は少し離れたところに立って、良子の様子をそれとなく見ている風だった。
手を回して掻き毟りたい衝動に駆られるのだが、相変らず首輪に繋がれた後ろ手錠の為に、その痒みを癒すことは良子自身にはどうにも出来ない。
何かの角に自分の股間を擦り付けて、この痒みをどうにかしたいが、混んでいる電車の中では思いのままにならない。
その時、良子の尻を触ってくる手に気づいた。
(痴漢だわ。)
咄嗟に良子は判断する。が、痴漢に対しても、対抗することも何も出来ない。痴漢らしい男は尻を撫でるように摩ってくる。良子は尻のむず痒い感触と、股間の強烈な痒さに神経が麻痺しそうだった。
(もっと前を摩って。)
思わずそう思う自分に、良子ははっとした。が、誘惑には堪えられなかった。
混んでいる車内を何とか向きを変えると、何と痴漢に向かって自分の股間を押し付けてしまったのだった。
痴漢らしい男は突然良子が向きを変えたので、少し慌てた風だったが、今度は良子がその股間を男に向かって押し付けてきたので、おそるおそるではあるが、良子の股を前からさすり始めた。
良子は男をまともに見ることも出来ず、顔を俯けて唇を噛みながら、脚をすこしずつ開きながら、男に身を任せた。男の撫で上げる指の感触が良子には堪らなかった。
男の指の動きだけでは物足りなく、思わず自分の腰を動かしてしまわざるを得なかった。
男のほうも、良子が抵抗したり逃げたりしないので、だんだん大胆になってきた。スカートを徐々に持ち上げ、やがて手をスカートの下の肌に直に触れてくる。良子は股間の痒みに堪え切れず、男に寄りかかるようになりながら、下半身を男の指の蹂躙に任せてしまう。
男はついにパンティに手を掛けた。良子ははっとする。さきほどの痴漢に襲われたときにパンティはもうじっとり汚れている。しかも、その上さらに潤んでくるのを留められず、パンティの裏側はすっかり濡れそぼっているのだ。
男は指をこじ入れるようにして、良子のパンティの中に指を突っ込んできた。恥毛が掻き分けられ、愛液にまみれた女唇が探りあてられる。親指がパンティの上からクリトリスの上部を抑えつけるようにして、下からは人差し指と中指の2本が陰唇に突っ込まれ、両方から挟みつけるようにして揉みしだく。掻痒感を癒される快楽に、良子の羞恥心は完全に麻痺して、自分がどんな恥ずかしい格好をしているかも考えられなくなっていた。
男のピッチが次第に早くなっていく。行きそうになってきているのが分る。良子は(なんとか止めないでほしい)と揉まれながらも思ってしまう。
「ううっ。」
男が微かに声を挙げた。濡れた指を良子の股間から引き抜くと、自分の股間をズボンの上から抑えている。射精してしまうと良子には見向きもしない。
良子は自分は行くことも出来ずに、痒みだけ残したまま独りにされた。良子の目はサングラスの男を捜していた。男は少し離れたところに立っているのが分る。その男からは痴漢行為を仕掛けてくることは無さそうだった。ただ、近くで良子が辱めにあうのを見て楽しんでいる風だった。
良子の股間は火を焚きつけられたかのように、刺激を求めていた。両手を背中に括られているのでなければ、自分の指で慰めてしまったに違いない。しかし、それさえ許されずにいる。首輪で喉を締め付けながらも、なんとか手錠の指は下に伸ばそうとするが、尻の割れ目に触れるのが精一杯なのだった。
その時、横から良子の胸を触ってくる手に気づいた。偶然触れたのではないのは確実だった。後ろから手を回して、大胆に良子のブレザーの中に手を入れてきているのだった。ブレザーの下は薄手のブラウスで、男の手はその上からブラジャーの下あたりを探っていた。
良子は痒い股間を触って貰える期待に、胸を触られるのを自由に許した。男は慎重に、ゆっくりと良子の胸の下をまさぐっていた。ブラウスのボタンがひとつ、またひとつと外された。男の手がブラウスの中に差し入れられ、裸の肌をまさぐり始めた。良子は早く手を下半身に移して欲しかった。が、焦って反応して男が逃げてしまうのが恐くて、何も出来ない。痴漢は背後に居た。自由でない手を男のほうに伸ばしてみる。ズボンらしいものに指の先が触れた。その下に屹立しているらしい肉の塊を感じる。
良子は思い切って、そこに指を伸ばした。手錠を掛けられているので、自由に触ることもできない。しかし、指の先で擦るようにすると男は更に股間を寄せてきた。
男はブラウスの中で今度は指を持ち上げて、ブラジャーの中に指を突っ込んできた。乳首が探り当てられる。触られて固くなって上を向いているのが自分でもわかる。男の指はその固くなった乳首をもてあそぶ。
乳首の先も充分感じてきていた。が、股間の掻痒感はそれでまぎれるようなものではなかった。良子はたまらず、脚を広げて男に自分の股間を押し付けたいのだが、その為には後ろを振り向かねばならない。自由に振り向けるような混み具合ではない。しかも、それでは男の手を振り払うような形になってしまって、痴漢が去ってしまうかもしれないと思った。良子はじっと、男の手が乳首から下に下りてくるのをひたすら願いながらじっと待っていた。乳首だけを弄ばれているのは、却ってじらされているようなものだった。それは拷問にも近かった。
(お願い、XXXXに触ってっ。)
もう、殆ど口から出かかっていた。
我慢し切れずに、もう腰をもじもじ捩り、両脚を擦り合わせるようにして男の手を待っていた。
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