女子大生風

良子
 - 警察手帳を奪われた女巡査





第四章 繰り返される女巡査調教

 二

 ちいさな小包で、中から出てきたのは、大型犬用のものと思われる首輪と手錠だった。そして、その二つは短い鎖で繋がれていた。中に絵がはいっている。首輪を填め、短い鎖を服の下の背中に通し、後ろ手に手錠を掛けるように書いてある。勿論、鍵はついていない。

 「K駅から、朝8時5分発S駅行きに、この首輪と手錠をして乗ること。」そう指示があった。

 良子は次ぎの朝、短いフレアのスカートに薄手のブラウス、上に紺のブレザーという格好で駅に立った。ちょっと見ると女子高生風で、短いスカートから剥き出しの腿も不自然ではない。女子高生らしく見えるように、白いハイソックスも穿いた。服も手紙で指定されていた。

 首輪はあらかじめ填め、上からさりげなくスカーフを巻いて隠した。鎖はブレザーの下の背中にぶら下げていた。手錠もぶらぶらしないように、スカートの腰のところに挟みこんである。

 いつもの様に定期でホームに入って、あたりを見回す。良子に指示している男は誰なのか、皆目判らない。その時間帯は通勤ラッシュで混み合っていて人が多い。どこに犯人が居ても、分らないだろう。

 良子は一旦駅のトイレに駆け込む。個室に鍵を掛けないで入ると、手を後ろに回し、手錠を掛ける。一旦掛けてしまえば、もう自分で外すことは出来ない。完全な無防備になる。しかし、男の指示に逆らうことは出来ない。

 トイレの戸を肩で押して出ると、階段下の駅のホームにむかう。指示された電車が来るまで、あと5分しかない。
 階段を降りようとすると、下から風が吹いてきて、良子のスカートをまくりあげそうになる。しかしそれを抑えることも出来ない。良子は気づかない振りをしてさっと駆け下りた。何人から良子のスカートの下にちらっと白い下着が見えたのに気づいたようだった。良子の短いスカートから剥き出しの脚は、駅構内でもとても目立った。女子高生風だが、大人の色気もある。良子は背はそれほど高いほうではないが、脚は割りに長いほうだ。

 電車がホームに入ってきた。なるべく空いているところと思って、扉を選んだが、それでもその時間帯ではかなり混んでいる。扉が開いて、人の列に続いて入った良子だったが、扉はすぐには閉まらず次ぎから次ぎへ人が乗り込んできて、どんどん押されていく。
 やっと扉がしまって、電車が動きだした時にはもう自由に動けないほど混み合っていた。

 痴漢はすぐにやってきた。その時初めて、首輪と手錠を繋ぐ鎖の意味を知った。後ろ手の手錠が鎖の為におろせないので、お尻を触ってくる手を防御できないのだ。後ろにまわした手が不自然に見えないように一応、ポシェットを手に持っている。が、その手は背中の腰のところぎりぎりくらいで、そこより下には首輪が引かれてしまうので下ろせない。その防ぎようがないお尻に誰かの手が伸びてきていた。

 声も立てられないことは良子の重々承知していた。万一、(痴漢です)と大声をあげて助けを求めたとしても、まわりに自分の格好を知られてしまうだけだ。そんなことは到底できない。何をされても只、堪えているしかないのだった。

 痴漢の指は執拗だった。何も抵抗しないのに気づいて、男はどんどん大胆になっていく。最初は手の甲を押しつけるようにして触っていただけだったのが、今度は手の平を返して、尻の肉をスカートの上から掴むようにして撫でまわしている。そして指がすこしずつ良子のスカートの裾を手繰りはじめた。
 (スカートをまくられる)
 そう思ったが、どうにも出来ない。
 男の指はたくみにスカートの裾を手繰り上げていく。フレアなスカートは捲り上げるにも都合がいいものになってしまっていた。
 男の指がスカートの下の腿に直接触れた。ハイソックスにしたので、ストッキングは付けてこなかった。男の指はすべすべした良子の腿の肌の感触を楽しんでいるかのように撫でまわしている。そしてその指は次第にスカートの中を奥へ奥へと這い上がってくる。ついには、パンティのところまで達した。が、良子は為すすべがなかった。唇を噛んでじっと耐えた。

 男の指はパンティの縁を捉えると、そこからゆっくり縁にそって手を前のほうへ回してくる。良子は慌てた。男が目指しているところは間違いなく分る。
 男の指はすでに良子の腰骨のあたりまできていた。後ろに居る男なのだろう。良子に身体を押しつけるようにして手を横から回している。男の股間の上あたりに良子のポシェットを持った手があった。その手で男を押しのけようと試みるが、無駄だった。手錠が手首にくいこんで自由にならなかった。その間にも男の指はパンティの内側にくいこみ、腰骨のところからゆっくり良子の秘所目掛けて這い寄ってきていた。
 腰を屈めて逃げようにも、男の手が最早、良子のパンティの端をしっかり掴んでいるので、逃れることも出来なかった。ついに男の指が割れ目に達してしまった。良子はそこが潤んでいるのに気づき、自分が情けなくなった。
 秘所を探りあげると、途端に男の指の動きが速くなった。
 良子は自分のその部分がぴちゃぴちゃと音を立て始めるのを、まわりに聞えないか気が気でなかった。が、まわりで気づくものはない様子だった。男は執拗に責めたてた。
 声を出しそうになるのを必死で堪えた。
 「ううっ、・ ・ ・ 」
 遂には、後ろの男が声を挙げた。うしろでもぞもぞ手を動かしていると思ったら、良子の自由にならない手に熱い塊が触れた。と、次ぎの瞬間には良子の手にはなにやらべとべとしたものがまみれていた。後ろから良子に向かって男は放出したのだった。更には良子の白っぽいスカートの裾で放出したばかりのモノを拭いはじめるのだった。
 良子は汚された格好を想像して、口惜しさに打ち震えた。しかし、声を立てることも出来ない。

痴漢射精

 男は満足した気で、少し良子から離れたようだった。
 良子は睨み付けるように後ろを振り返ろうとした。その時、新たな手が良子の股間に割り込んできた。今まで向こうをむきていた筈の目の前の学生風の男がいつの間にかこちらを向いていて、二本の指を上向きに曲げながら、スカートを割り込むように良子の股間に手を押し当てていた。
 (何をするのっ。)
 きつい表情でその学生を睨みつけようとした良子だったが、それは新たに後ろで二本の手で尻を掴まれたことで遮られた。さっきとは別の男のようだったが、満員で身動きが自由に取れず、確認することも出来なかった。両側から良子の尻を挟み込むようにして掴んでいた手は、良子のスカートを両側からずり上げ始めた。
 良子は慌てた。前から触っていた男も、次第に良子のスカートがたくし上げられるのに気づいたようだった。みるみる白いパンティが露わになっていゆく。前と後ろから同時に責められては、良子もどうしようもなかった。後ろの男は良子のスカートをすっかりたくし上げると、今度は良子のパンティを下ろしにかかった。良子は身をよじったりしながら抵抗を試みるが、所詮どうしようもなく、あっと言う間にパンティは膝まで下ろされてしまった。

 剥き出しになったのをいいことに、前に居た学生風の男は、手のひらを返してこんどは指を曲げて、良子の割れ目に露骨に指を突っ込んできた。後ろの男は剥き出しになった尻の真中の菊座に指を突っ込もうとしていた。良子には為す術もなく、観念する他なかった。
 前の穴と後ろの穴に同時に指が突っ込まれた。
 良子は逃れようともがく。が、出来たのは、ただ爪先立ちになることぐらいだった。良子の太腿の筋肉がピンと緊張して張り詰める。それは菊座に突っ込まれた指を、括約筋でぎゅっと締めつけることにしかならなかった。それに反応して男の指先が鉤型に曲げられる。その痛みに思わず、良子は今度は括約筋を弛める。すると、今度は前の陰唇から汁が漏れる。もう一人の男に責め続けられているおかげで、前の口は潤いきっている。それを後ろの穴からも同時に刺激される為に堪えていたものが洩れ出てしまうのだ。良子にはもう、性液を垂らしているのか失禁しているのかさえ分らなくなっていた。前から汁を垂らすと、男の指を伝って流れてゆく。それを感じて男が更に指を動かす為に、ピチャ、ピチャ音を立ててしまう。
 良子はもうどうしようもないところまで追い込まれていた。このまま責め続けられていると、正気で居られるか自信がなかった。恍惚感に大声を上げてしまうかもしれないし、失禁して垂れ流してしまうかもしれなかった。目をつぶって、唇を噛みしめ唯堪えるしかなかった。

 その時、ガクンと電車が揺れて、減速が始まった。車内アナウンスが終点駅に近づいたことを知らせ始めた。痴漢等は突然、何事もなかったかのように、手を引っこめると素知らぬ振りをし出した。駅が近づいている。痴漢等はそのまま良子を置いて、去ってしまうつもりなのだ。


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