エッセイ
脚の美醜 美脚か大根足か
六
と、ここまで書いて来てどういう脚が美しく、かつセクシーなのかだんだん分からなくなってきた。しかし美しい脚と、大根足は一目で区別が付くのも確かな事実だ。そんな私にひとつの解を与えてくれたのはテイラー・スィフトの太腿だった。彼女の脚は決して細くはない。なのにとてもセクシーで美しく見えるのだ。
テイラー・スィフトの脚を観ていて気づいたのは、美しい脚は単に細いことでも長いことでもない。太さと長さの微妙なバランスの良さなのではないかということだ。且つそのシルエットが描く、決して単調ではない微妙なカーブにあるのではないかということ。大根足に特徴的にみられる太い部分からただ単調に細くなっていくのではなく、常に微妙な曲線を描きながら引き締まった筋肉を感じさせるシルエットなのではないかということだった。ひと言でいうならば、バランスと引き締まった肉付き感とでも言ったらいいだろうか。
これが私が出した美しい脚の結論である。
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