エッセイ
脚の美醜 美脚か大根足か
三
当時から一般的に長くて魅力的な脚と言われていた欧米人女性の中でもセクシーシンボルとされていた60年代の美女三人を取り上げてみたい。活躍したのは60年代の初頭からでミニスカート全盛時代よりは前に活躍し始めていた女優たちで、「ブスだからミニ」でも取り上げている。
最初はアンマーグレットだ。ミニスカートの印象はあまりなくレオタードやハイレグの水着という印象が強い。
その脚は決してそんなに長くはなく、どちらかと言えば太い部類に入るその太腿は大根足の代表と言ってもおかしくない。
次はフランクシナトラの娘、ナンシーシナトラだ。こちらもセクシー女優、あるいはセクシー歌手として一世を風靡したが活躍時期が長いので、歳が経って薹が立つと言ってもいいぐらいの画像が多く脚も今の基準で言うと美脚というのは無理があるが、往年の顔立ちはともかく年を取ってもセクシーであったことは間違いない。
一緒にバックで踊っている女性たちもいずれも劣らず大根足の太腿を披露している。
最後に挙げるのはヨーロッパの代表セクシー女優のブリジッドバルドーだ。
不思議なことに(というとブリジッド・バルドーには失礼に当たるかもしれないのだが)、バルドーの場合は間違いなく美脚と言ってよく、太過ぎず長い肢体を持っている。バルドーも活動期間が長かったが、脚の綺麗さは変わっていない。が、バルドーは蠱惑的な顔立ちが目立っていて、決して脚を売り物にしていた女優ではなかったように思う。
次へ 先頭へ戻る