ムーン、無残!!



第七章



 「さ、顔を上げてこの映像を見るんだ。正義の使者が無様におしっこ洩らすところをな。」
 男達は撮ったばかりの映像を大きなモニタで吊られたままのヴィーナスに無理やり見せつけようとする。垂れ流したゆばりの水溜りは既に拭き取られ、ヴィーナスの下半身には、スカートを剥ぎ取られた上で、紙おむつのおしめを穿かせられている。それだけでも惨めな姿なのに、更に恥ずかしい映像を見せさせられるのだった。
 「随分、恥ずかしい格好だな、こりゃあ。正義の味方も地に堕ちたってとこだな。」
 「あ~あ、あんなにおしっこ飛ばしちゃって。まるでションベン小僧だぜ。」
 「女も立派に立っておしっこ出来るって証明したわけだ。」
 「セーラーお洩らしかと思ったら、今度はセーラー立ちション小僧って訳だ。」
 「恥ずかしそうにしてるから、仮面を付けてやって、立ちション仮面ってのもいいか。」
 次々に送られる揶揄の言葉に耳を塞ぎたいヴィーナスだが両手は拘束されてそれすら叶わない。

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 突然、ヴィーナスは吃と顔を上げ、怒りの眼差しで男達を睨み返す。
 「こんな仕打ちを受けたからって、セーラー戦士は悪を懲らしめ正義を守る気概は絶対に捨てないわっ。源蔵によく言っておくがいいわ。」

 その啖呵の言葉は早速、その場に居なかった源蔵のもとへ届けられた。
 「まだ、そんな口ごたえが出来るのか。それじゃあ、俺達の前で、フェラチオの奉仕をさせてやろうじゃないか。」
 源蔵はまだまだヴィーナスを貶めることを考えていた。

 先ほどのステージの上では源蔵に命じられた準備が着々と進められていた。滑車から下ろされた鎖は少し下げられて膝を付く格好でヴィーナスは跪かされていた。足首と太腿は左右夫々に、自分では立てないようにと括り合わされてしまっている。
 「その高慢ちきな性根を据え直してやる為に、お前には口で奉仕することを命じる。」
 「口で奉仕だって・・・。そんなこと、誰がするもんか。」
 自由にならない身ながらも、きつい視線を返したヴィーナスだった。男達の衆前でお洩らしという失態を演じさせられ、すっかり意気消沈していたのから既に精神だけは立ち直っていたのだ。
 「そんなことだろうと思ったからな。こっちもお前みたいな奴にチンポ喰い千切られかねないからな。おい、あいつを連れてこい。」
 そう源蔵が背後の男に命じると、外へ出ていって、暫くして台車に載せられたムーンを連れてやってきた。股間を見事にまで剃り落され、無毛になった恥部を大股開きで曝す格好で椅子に縛り付けられている。下半身だけでなく着ていたものは全て奪われて全裸の格好だった。両手は後ろ手で、ダークシリスを嵌められているのは疑いようもなかった。よくみると、晒しものになっている股間の割れ目からクリトリスが飛び出ている。それは無理やりクリトリスの包皮を剥いて、淫頭にテグスを縛りつけ、そこから錘を垂らしているのだった。

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 「む、ムーンっ。」
 「ああ、ヴィーナス。私のせいで、罠に陥ちたのね。」
 「あなたを救い出すつもりだったのに、わたしたち、迂闊だったわ。」
 「ごめんなさいね、ヴィーナス。」
 「謝らないで、ムーン。」
 お互い声を掛け合う二人だが、お互いに何もしてやれないのだった。
 「おい、じゃあ準備しろ。」
 源蔵が声を掛けると、男が二人掛りで仰向けになっていたムーンが括りつけられている台をゆっくり回転させていく。横に取り付けられているハンドルを回すと、ムーンの身体の向きが前後に回転するようになっているのだ。胸を突き出すような格好にさせられたムーンの前に何やら奇妙な道具が据えられる。中世で使われていた断頭台、ギロチンを小さくしたようなものだった。その台の上に豊満なムーンの裸の乳房が載せられ、上から板で挟みこまれて固定される。乳房の先頭の乳頭にもテグスが巻きつけられている。そのテグスを引っ張っってギロチンの刃の真下に来るように手前の釘に結びつけてしまう。

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 「これが何だか判るな、ヴィーナス。お前が大人しく言う事をきいて奉仕しなけりゃ、こいつはギロチンで乳首を失うって訳だ。それでも構わないというのなら、次はおさねをギロチンにかけてやろうって訳さ。どうだ、ヴィーナス。ご奉仕をする気になったか。」
 「な、何てことを・・・。何処まで卑怯なの、お前達っ。」
 しかし、ヴィーナスには男達に従う他はないのだった。
 「分かったわ。何でもしてやろうじゃないの。」
 覚悟を決めたヴィーナスがしかし、首はうな垂れたままやっとそう言うのだった。
 源蔵の一の子分らしい大男がヴィーナスの目の前に立ち、ズボンのベルトをしごいている。ズボンを下にずり降ろすと、ぶるんとヴィーナスの顔前を肉の塊が振り動かされた。

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 「顔をあげな。」
 その大男が命令する。ヴィーナスが顔を上げると、目の前で見たこともないような大きさの肉棒がどんどん膨れ上がっていくのが分かった。
 ヴィーナスが恥ずかしそうな素振りをすればするほど、その肉棒は反り返って屹立してゆくのだった。
 「さ、ムーンの乳首とおさねを助けたかったら、これからすることの口上を述べ上げるんだ。言い方次第では、取りやめてギロチン式に換えたっていいんだぜ。」
 ヴィーナスは横目でギロチン台に据え付けられているムーンのほうをちらっと見る。
 「いいのよ、ヴィーナスっ。わたしなんて、どうなっても・・・。」
 しかし健気にそう言い切ったムーンの顔は恐怖に引き攣っているのがはっきり分かる。
 「いいわ。わたくしSヴィーナスは、心を篭めて、貴方さまのこの大きなペニスを気持ちよくなるように、私の唇と下で存分までご奉仕させて頂きます。どうか、わたしに貴方さまのおちんちんを咥えさせてください。どう・・・、これでいいのね。」
 「よし。じゃ、咥えろっ。」
 「ううっ・・・。」

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 ヴィーナスにはそのペニスは想像以上に太かった。顎が外れそうなほど大きく口を開けなければならない。しかも奥まで突かれると喉の奥まで入り込んでくる。
 ジュルッ。ジュルッ。
 一旦、身を反らせて口元まで肉棒を引き抜かせてから、唇に力を篭めて、今度は吸い上げる。
 「うう、気持ちいいぜ。もっとやんな。」
 ジュルッ。ジュルッ。ジュルッ。
 「うう、もっとだ・・・。」
 ジュルッ。ジュルッ。ジュルッ。
 顎が痺れてきたヴィーナスは一旦、ペニスを吐き出すと、顔を斜めに傾げて舌を使って男のペニスのカリの部分を舐め上げる。
 シュポッ、シュポッ、シュポッ・・・。
 ヴィーナスが一舐めする度に、男のペニスは大きく上へ反り返り、再びヴィーナスの口元に戻ってくる。今度は再び深く男根を咥え込むと、口の中で舌を回す。
 「おおっ、おおっ・・・。」
 男は堪らずにヴィーナスの頭を押さえ込む。ヴィーナスの舌の動きに合わせて、掴んだ頭ごと前後に揺らしてピストンを次第に早めてゆく。
 「ああ、ああ、ああ・・・。」
 ヴィーナスの唇の端からは涎と男の先走りの汁が混じってどんどん垂れてゆく。それでも動きを止めるわけにはゆかない。
 「あああ、あああ・・・。」
 男の息遣いが激しくなってゆく。ヴィーナスは唇と舌に渾身の力を篭めた。
 「ああああ、ああああ・・・。」
 突然それはヴィーナスの口中で爆発した。ドクドクっと粘っこいものが口の中に溢れてゆく。
 「呑め・・・。全部、呑み込むんだっ・・・。」
 男が腰を振りながらも叫ぶ。ヴィーナスは咥えたままで、その苦いものを嚥下する。呑みこんだと思うとまた男の先から次のものが発射されてくるのだった。
 ヴィーナスには永遠に出続けるのではないかと思われた。しかし遂に呑み続けていたザーメンは口の中から無くなってきた。それでも、男のものはなかなか萎えてこなかった。
 「う~いっ・・・。ふう~っ。」
 男が大きな溜息を吐いて、やっと萎え始めたそのイチモツをヴィーナスの口から引き抜いた。ヴィーナスの口元からずるっと白いものが糸を引きながら床に垂れていった。
 「ヴィーナス。お礼を言うんだ。」
 口の汚れを拭うことも許されず、ねばねばしたものをまだ含みながら漸くヴィーナスは口を開く。
 「ありがとうございました。ご主人様。おいしゅうございました。お粗末なフェラチオでしたが、お楽しみ頂けたでしょうか。」
 上目遣いで見上げる男の顔は、嗜虐的な思いを篭めた歪んだ笑みを浮かべていた。
 「すっきりしたら、今度はションベンがしたくなってきた。」
 ヴィーナスは表情を強張らせる。しかし、隣で涙眼を浮かべているムーンをちらっと見ると、覚悟を決めた。

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 「どうか、わたくしの、この口にかけて、洗い流してくださいませ・・・。」
 最後は、屈辱感に目を伏せてしまうヴィーナスだった。
 ヴィーナスが顔を上げて大きく口を開くのと、男のペニスからゆばりが迸りでるのはほぼ同時だった。勃起によって狭められた尿道は、ゆばりの勢いをつけさせる効果を持っていた。ビュッ、ビュッと何度にも分けてゆばりがヴィーナスの口だけでなく顔全体を直撃した。長い睫毛を濡らしながら、その辱めに堪えるヴィーナスだった。

続き


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