教授の奸計
一
「水野美沙子です。入ってもいいですか。」
そう言いながら、獲物は何も知らずに部屋に入ってきた。
白いフリルの付いたブラウスに紺のタイ、下は思いっきり短いタータンチェックのミニスカートに白のハイソックスといういつもの格好である。剥きだしの太腿が眩しい。
「そこのソファに掛けて待ってなさい。水野君。」
古川教授はさりげなく高さの低いソファを勧め、美沙子がそちらに向かうのを確かめながら後ろ手にドアを閉め気付かれないように鍵を掛けた。
美沙子は促されるままにソファに腰を下ろした。低いソファなので脚が顕わになる。そこを計算の上である。教授は何気なさそうに、しかし確実に、美沙子が腰を屈める瞬間を狙ってその下半身に視線を滑らせた。
しかし、美沙子は本能的に両手を添えて顕わになりかけた太腿の奥を隠した。それは確実に教授を不機嫌にさせた。
「私はまだ急ぎの仕事が片づいていないので、暫くそこでお茶でも飲みながら待っていてくれないか。」
そう言って美沙子の前にカップを置くと、ポットから紅茶を注いで勧めた。
美沙子は何の疑いもなくその睡眠薬の入った紅茶を飲み、とうとう正体なく寝入ってしまった。それこそ教授の思う壷であった。
教授はゆっくり美沙子に近づくと腿の上に重ねられた両手を払いのけた。太腿が剥きだしになり、その奥に白いパンティが覗かれる。
教授は美沙子の顎に手を掛けて上向かせる。本当に寝入っているか確かめる為である。美沙子はぐったりとされるがままになっている。完全に薬が効いている。
教授は思ったより事がうまく運んだことにほくそ笑んだ。ロッカーから用意しておいたビデオカメラを3台出してきてセットした。1台は美沙子の身体全体を、2台目は顔のアップを、3台目は美沙子の股間のアップを狙っている。
教授はそれぞれのカメラをスタートさせると作業に取り掛かった。
まず、ぐったりした美沙子の両脚を大きく開かせる。当然、スカートの奥が丸見えになる。パンティは清潔そうで染みひとつ付いていない。その最も秘められた部分に向かって教授の二本の指が伸びる。
美沙子の股間をたっぷりまさぐり回した後、そしてそれをしっかりテープに収めてから美沙子の身体をうつ伏せにひっくり返すと両手を背中で交差させ、ポケットに忍ばせておいたロープで美沙子の両手を縛り上げた。
美沙子の自由を奪うと、後の楽しみを取っておくかのように身体ごと抱きかかえると奥の楽器などを仕舞っておく倉庫として使っている部屋に運び込んだ。
教授はあらかじめ用意しておいた椅子に美沙子を括りつけると、しっかりドアを閉め鍵を掛けた。この部屋は防音になっており、少々声を上げたところで誰にも効かれる気遣いはない。美沙子の前に再び戻るとそばに椅子を持ってきて腰を下ろした。美沙子は処刑される前の女囚人のように首をうなだれて眠っている。教授はその白い顎に手をかけて上向かせる。
(きれいな顔立ちをしている。・・・ここから先は起きてからにするとしよう。嫌がるのを無理矢理辱めるんでなければ面白くないからな。)
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