sadizm

SM一括り(2)


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その一 本来のSМ

 SMというのは、その名が示すように、マルキ・ド・サド侯爵とロシアの 文学者マゾッホに由来する、加虐趣味、被虐趣味が元来のものである。虐待、 拷問、体罰などと言うある種の苦行を与えること、或いは受けることが快感 に変わってゆくという性的嗜好である。日本では「女を縛る」というと、す ぐにSMと連想するが、縛ること自体はSM行為の一部として使われること はあるが、縛ったまでではサド、マゾに由来する本格SMと称するのは適当 ではないだろう。
 というのは、日本における縛りの後に来るものは、必ずしも裸にして鞭を 充て、皮膚にミミズ腫れを作るまでに痛めつけて陶酔するというようなもの ではない。どちらかといえばそういう場面は少ないと思われる。
 しかし、フランスやロシアのサド、マゾによって語られる世界では、縛る のは、その後の責めの為の準備設定であり、鞭で打ったり、焼き鏝を当てた りして、身体を苛むという行為が必ず続くのであって、縛りそのものはクラ イマックスではない。日本に生まれたある種の淫靡な世界において、鞭の傷 や焼き鏝の痕に快感を覚えるというようなケースは殆ど見られないのではな いだろうか。

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