妄想小説
料理研究家の誘惑
四
ふっと身体が楽になるのを感じた。帯が緩んだのだ。一旦、緩み始めると、あっと言う間に締め付けられていた着物がずるずるに開いていく。それと同時に慎平の逞しい手が着物の裾の割れ目をこじ開け中へ、中へと侵入してくるのだった。
再度、慎平の手が珠代の裸の内腿を探り当てる。もはや帯の抑えは効かなくなっていた。男の手が着物を、そして襦袢をこじあけ、太腿を上へ、上へと這い上ってくる。
(ああっ、だ、だめよっ・・・。)
そう言ったつもりの珠代の声はかすれて、耽美の溜息にしかならない。
ピチャッ。
慎平の指先が珠代の一番大事なところを探り当てた瞬間に、その場所が音をたてたのを慎平も珠代も敏感に聞き当てていた。
(う、嘘っ・・・。)
その瞬間に慎平の口元がほころぶ。
「やっぱり待っていたんですね。」
勝ち誇ったようにそう呟く慎平のひと言が珠代の心にぐさっと突き刺さる。
(ち、違うの・・・。そうじゃない・・・筈だわ。)
そう思いたい珠代だったが、確信は持てなかった。
「僕のが今、どうなっているか知りたいですか。」
そう言いながら、慎平は自分の下半身に手を伸ばし、ズボンのチャックを下すとそのイチモツを探り当てていた。
「ほうら。これを握ってご覧なさい。」
そう言うと、珠代の身体を半分だけ起して背中側の括り上げられた珠代の両手を床から起し上げると、自分の屹立したものを押し当てる。
「あっ。」
突然押し当てられたその熱く滾るような肉塊は珠代の掌の中で反り返っていた。
(お、大きいっ・・・。こんなモノで抉られたら・・・。)
自分のモノを突き立てた慎平自身も、珠代が生唾を呑みこんだのを見逃さなかった。
「欲しいんですね。」
慎平はわざと珠代の耳元に囁くようにそう呟く。
(いえ、違うわ。そんな事っ・・・。わ、わたし・・・。)
「さあ。欲しかったら、強く握るんです。握りしめるんですよ。」
(そんな事、出来る筈ないわ。)
そう思おうとする珠代だが、慎平のその言葉は魔法の呪文のようだった。自分の意志とは関係なしに珠代はその熱く滾る肉塊を握りしめていた。
次の瞬間、慎平は珠代の両足首を高々と持上げて大きく開かせる。既に結び目を解かれてしまった帯は着物の裾が大きく肌蹴るのに何の役にも立たなかった。下着を着けていない珠代の一番大事な場所が慎平の前に大きく曝け出される。そしてそこは珠代にも抑えきれない心からの分泌物で妖しげに濡れそぼっているのだった。
ズボッ。
「あううっ・・・。」
膣の奥深くまで挿し貫かれる刺激に、珠代は思わず声を挙げるのを抑えきれなかった。
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