留守番



帰宅電車

   一

  「ねえ、恵子。今日、家に遊びに来ない。今日は誰も居ないのよ、うち。父上は外国へ出張中だし、お母様はそれをいいことにご実家に泊まりでお帰りになってらっしゃるし、おまけにお手伝いさんまで今日はお葬式だとかで田舎へ帰っちゃってるのよ。だから、今晩はしたい放題出来るって訳。ねえ、恵子。泊まりに来ないこと。滅多にないチャンスよ。」
 美鈴は朝の通学電車の中で、隣の席に座っている友達の恵子に楽しそうに話しかけている。美鈴はしかし、自分の話に耳を傾けているものが他に居るなどとは思いもしなかったのである。美鈴の真正面の席に新聞を読む振りをしながら時々彼女たちを窺っている男が居た。毎日同じ電車に乗り合わせているのだが、美鈴たちは一向に気付かなかった。男は微かにほくそ笑んだ。
 (とうとう、いいチャンスがやってきたぞ。あの、上品そうな娘を思い通りにする、・・・。)
 「ごめんね、美鈴。今日はうちの父さんの誕生日なの。今晩は家でお祝いすることになってて、行けそうもないわ。」
 「そうなの。残念だわ。恵子以外には家に呼べそうな友達も居ないし、・・・。あ~あ今晩はひとりか。やっぱり、悪いことはなかなか出来ないわね。」
 電車はいつものように、女子高前で多くの女子高生達を降ろして走り出した。美鈴達も同じように降りていった。
 新聞に顔を隠していた男は密かに今日の計画を練っていた。

 美鈴はいつもより早めに帰路についた。帰っても誰も居ないし、何もすることがない日に限って、学校も早く終わってしまうのだ。
 駅から五分ばかりの家までの道のりを美鈴は一人歩き出した。その後ろを、ひとりの男が気付かれないように跡をつけていた。今朝、新聞に身を隠していた男である。
 何も知らずに美鈴は歩いていく。





洋館

   二

 美鈴の家、というより屋敷は、家並みから少し外れた山の際にあった。昔の貴族の屋敷で、門から母屋まで数10メートルはある。門から見ると、屋敷は山をバックにした広い敷地の奥にひっそりと見上げるように建っている。明治調の二階建て西洋館で、落ち着いたどっしりした構えの屋敷である。
 門にも鍵が掛かっており、滅多に使わない鍵束の中の一本を使うか、インターホンで呼び出して中から開けて貰うかしかしなければ開けることは出来ない。
 勿論、この日は屋敷には誰も居ないので、美鈴はポケットから自分の鍵を出して門を開けた。中に入ると、しっかり門を閉ざした。両親から留守中はくれぐれも戸締まりを厳重にしておくように言われている。
 家に入って鞄を放り出すと、着替えるのも億劫になって、美鈴はセーラー服のまま玄関ホールの隅のソファに横になった。

 その時、来客を告げるチャイムが鳴った。
 「こんな時に、いったい誰かしら。」
 留守中は誰も入れてはいけないときつく言い渡されている。
 美鈴は起き上がって玄関脇のインターホンのスイッチを入れた。
 「どなた様ですか。」
 「あのオ、お届けものにあがったxx急便のものですが、・・・・」
 昨今流行の宅配屋のようである。
 「あの、・・・今日はまずいので届け直してくださるか門の外に置いていって戴けませんか。」
 「届け直しは出来ないんです。それに高価な美術工芸品なのでここへ置いていくのは責任上ちょっと出来ないんですが。」
 (美術工芸品?いったい何だろう。またパパの知り合いの人からの贈り物かしら。)
 高価な工芸品と聞いて、ちょっと興味を惹かれた。父親は全く美術品には興味がないようだが、学校の美術部にも籍を置いている美鈴はこうしたものにはちょっとうるさいのだった。
 (有名な配達屋さんだし、ちょっとぐらい大丈夫だろう。)
 美鈴は門の鍵を開けることにした。
 窓から覗くと、おおきな包みを抱きかかえた作業服姿の男が門を開け、玄関への道をゆっくり上がってくるのが見えた。
 玄関の所で再びチャイムが鳴る。
 「ああ、そこのところに置いていってくださって結構です。」
 「でも、こういう物ですので、・・・一応、荷を解いて、壊れていないことを確認してもらわないと困るんですが。」
 「・・・。そう、いいわ。じゃ、ちょっと待って下さい。」 
 美鈴がドアの錠を外すと、男が等身大ほどもある大きな包みを持って玄関ホールに入ってきた。
 「じゃあ、ちょっと失礼して。」

 そう言うと、男は上がり込んできて、包みをホールの真ん中に置くと、梱包を解き始めた。上のほうから梱包が解けてくると、どうも等身大のブロンズの像らしいことが分かってきた。フィレンツェのダビデ像に似ているようだと美鈴は思った。
 「あの、判こ、用意願えますか。」
 半分ほど荷が解けたところで男は美鈴のほうを見もしないでぶすっと言った。
 「あっ、分かりました。ちょっとお待ちを。」
 美鈴は二階の母親の部屋に印鑑を取りに行った。判こを持って階段のうえからホールを見下ろすと、もうすっかり荷は解けていた。ブロンズの裸像がちょうど向う側をむいている。つやつやした背中と尻が見えた。像は両手を腰に当て、胸をそらして立っているかのようである。

 「はい、判こです。」
 男に判を手渡し、ブロンズ像の正面に回ってみた美鈴ははっと息を呑んだ。
 ブロンズ像の股間には太く長いものがこれ見よがしに屹立していたのである。
 美鈴は思わず顔を赤らめた。恥ずかしさに男の顔を見ることも出来なかった。そんな彼女に男が突然、低い声で話し掛けた。
 「どうだい。気に入ったかい、お嬢さん。」
 男は不気味に笑っている。
 「何なの、これは。・・・あなた、いったい誰。こんなもの、持っていって頂戴。」
 「ふふふ、これはあんたへ俺からのプレゼントなんだぜ。毎晩これで楽しめるようにって俺が丹精こめて作ったもんなんだ。喜んでもらわなくっちゃ。」





勃起ダビデ2

   三

 「帰って下さい。出てって。」
 「そうはいかねえな。せっかく今日は誰も居ないんだろ。たっぷり楽しまなくっちゃ。そうだろ、お嬢さん。」
 「ど、どうして、そんなこと知ってるの。」
 男の顔を穴があくほど美鈴は見つめた。どこかで見たことがあるような気がする顔だ。男は像を梱包していたロープを取り上げた。
 美鈴は身の危険を感じて思わず後ずさった。
 美鈴が走り出すより早く、男の手が美鈴を掴まえていた。
 「や、やめて。縛らないで。・・・」
 しかし美鈴の願いも空しく、両手首が掴まれ、強引に後ろ手に太いロープで縛り上げられた。
 両手の自由を奪ってしまうと、男は美鈴を突き飛ばした。
 美鈴は脚がもつれて床に転げ回った。セーラー服の裾が翻って、美鈴の太腿が一瞬顕わになった。美鈴は不自由な格好ながらも裾を直そうともがいた。しかし努力も空しく、男の足が美鈴のスカートを踏み付け、もう一方の足が美鈴の両脚をどんどん剥きだしにしていった。
 「やめて、・・・お願い。」
 男は美鈴の下半身を舐めるように見つめながら暫く立ちはだかっていたが、やがて美鈴のセーラー服の胸当てを掴むと、引っ張り上げた。男は美鈴を無理矢理立たせ、ホールの真ん中に引き立てていった。

 玄関ホールには大きなシャンデリアがぶらさがっていたが、頑丈そうな天井のそのフックに男は器用にロープの端を引っかけると、美鈴を縛ったままシャンデリアの真下に吊り下げた。ロープの反対の端はホールから二階へ上がる階段の欄に括りつけられた。ロープが引かれて、美鈴は爪先でやっと床に着いた格好で吊られてしまった。
 美鈴の真正面には例の裸の裸像がこちらを向いて据えられた。黒々とした太い男根がまっすぐ美鈴に突きつけられている。





ブルセラ縛り

   四

 男は美鈴の背中に回り込み、後ろから羽交い締めにする。
 「今、いい気持ちにさせてやるからな。」
 美鈴の耳元でそう囁くと、セーラー服の上から股間に指を這わせてきた。男の指は、すぐに美鈴の恥丘を探り当てた。二本の指が執拗に股の間を責めまくる。美鈴は両脚をしっかり閉じていようと頑張ったが男の指は強引にその間に攻め込んでくる。
 後ろ手に縛られた美鈴の両手は、ちょうど男の股間に当たっている。美鈴にもそこがはちきれそうに膨らんでいるのが分かった。丁度目の前のブロンズ像のそれのように。
 美鈴は恥ずかしさと口惜しさに唇を噛んで堪えている。しかし、見知らぬ男に、女としての大事な部分を欲しいままにされるということが、耐えきれない気持ちと思いながらもその恥部を愛撫され続けていると、次第に感覚が麻痺してきて男の指の蹂躙を求めるようになりそうで自分の気持ちが抑えきれるか不安になってきた。
 「お、お願い。許してください。これ以上そんなことをされると、どうにかなってしまいます。」
 「どうにかって、どういうことだい。ええっ。気持ちよくってたまらなくなっちまうってことかい。」
 「い、いや、・・・。言わないで。ううっ、・・・ああっ。」
 「だいぶ感じてきたようだな。スカートの上から擦られるだけでそこまで感じるんじゃ随分感度がいいってことだな。処女みたいな顔して、じっとりあそこを濡らしていそうだな。どれ、スカートをめくって見てみようか。」
 「やめてーっ。い、いやよ。」
 美鈴は真っ赤になった。身をよじって逃げようとするが、両手を縛った縄がしっかり食い込んでいくばかりで、ただもがくことしか出来ない。
 男の手が美鈴のセーラー服の裾に掛けられた。美鈴は憐れみを乞うように男を見上げた。しかし、男はそんな姿に余計に欲情をそそられたようだった。
 ゆっくりとジャンパースカートが持ち上げられていく。それにつれて、美鈴の締まったふくらはぎ、きれいな膝小僧、白くむっちりした腿が順番に剥きだしにされていく。
 美鈴は殆ど泣きだしそうな顔をして唇を噛みしめ、この辱めに耐えている。
 もう少しで美鈴の下穿きまで見えてしまいそうなところで、男の手の動きが止まった。
 「君のパンティは何色だい。」
 「・・・。」
 「答えろ。答えなければ、君のスカートを捲って見るぞ。」
 「い、いや。やめてください。」
 「じゃ、正直に答えるんだ。」
 「・・・・。」
 「そうか、スカートをめくって欲しかったんだな。」
 「やめて、お願い。・・・し、白です。お願いだからスカートを放して。ロープを解いてください。」
 「そのパンティは何時から穿いているんだ。」
 「・・・ゆ、ゆうべからです。・・・ど、どうしてそんな事聞くのですか。」
 「パンティの裏側がどれだけ汚れているかと思ってね。」
 男の非情な言葉を聞いて、美鈴は耳元から真っ赤になった。
 「ま、まさか。・・・ね、ね、お願いです。そんなこと、止めてください。そ、そんなところを見られたら、わたし生きてゆけないわ。」
 「へえーっ。じゃあ自分のが今どんなに汚れているか自覚してるって訳だ。さっき散々あそこを揉まれて随分よがっていたからな。」
 「そんなことありません。・・・ひ、酷いわ。抵抗出来ないのをいいことにしたい放題わたしを虐めて、・・・どうして、私をこんなに辱めるの。」
 「君が綺麗で、上品そうで、辱め甲斐があるからさ。ふふふ。」





汚れ下着チェック

   五

 男は美鈴を繋いでいる縄をシャンデリアから外した。
 そして、もう一本のロープを持ってくると美鈴の頚に掛け、首輪のように括りつけた。それからロープのもう一方の端を手繰り寄せ、美鈴の目の前のブロンズ像の股間に通した。男がロープをゆっくり手繰っていく。美鈴は頚が締まってしまうので、男の引っ張られるまま従う他はない。美鈴の顔はじりじりとブロンズ像の股間のいきり立つ男根に向かって手繰り寄せられていく。美鈴は精一杯顔を背けようとするのだが、そうすればするほど、頚のロープが締まってしまう。とうとう、美鈴の頬に巨大なペニスの先端があたった。

penis突立

 「口にくわえろよ、そいつを。・・・おいしいぜ。舌を出して思いっきりしゃぶってみな。」
 「い、嫌です。・・・許して、お願い。」
 「そうか、本物じゃなきゃ嫌って訳か、お嬢さん。」
 男が近づいてくる。ズボンの股間ははちきれんばかりに膨らんでいる。チャックが下ろされた。白いブリーフがチラッと見える。チャックの間から覗いているブリーフに包まれた膨らみが美鈴の口元めがけてどんどん突き進んでくる。美鈴は夢中で顔を背ける。
 頚が締まって息が出来なくなり、美鈴はそのまま気を失ってしまった。

気絶

 男は慌てて頚の縄を緩めてやる。少女はぐったりとして気を失ったままである。鼻先に顔を近づけてみて、まだ息をしているのを確かめる。
 両腕を背中で交差させて縛り上げられ、セーラー服の裾は大きくはだけて、白い太腿が顕わになっている。
 少女の身体を抱き起こし、仰向かせる。縛られた両手が背中の下になり、胸の豊かな膨らみが強調される。セーラー服もずり上がって、脇から白い肌が覗いている。
 男は足で少女のスカートを捲り上げていく。
 真っ白なパンティが顕わになる。汚れを知らない無垢の筈の少女のその部分は、さっき気を失ってしまった時に少し失禁してしまっている。
 男はバッグからポラロイドカメラを取り出し、あられもない格好の少女の姿を次々に撮影していく。下穿きの中心の部分は黄色く沁みになっているのが、ばっちり写されている。次ぎにその濡れたパンティを膝までずり下ろす。やや薄目の恥毛とその下の割れ目もはっきりと写真に収める。





逃げ損ね

   六

 美鈴が目を醒ました時、男もソファで転寝をしているところだった。我に返った美鈴は、何が起きていたのかすぐに思いだした。肌蹴ている着衣の乱れを直す余裕もなく、半分緩められていた縄をもがいて解くと、玄関へ向かう。
 (逃げなくっちゃ・・・。)
 膝ががくがく震えていた。玄関のドアを極力静かに開いて身体を半身出すと、男のほうを振り返る。まだ寝込んでいる様子だった。
 (急いで逃げなくては。)
 焦る気持ちが、細心の注意を怠らせてしまった。爪先が玄関に置いてあった傘立てを蹴ってしまったのだ。慌てて手を伸ばしたが一瞬間に合わなかった。
 バターンと大きな音を立ててしまった。美鈴は男のほうを確かめることなく、そのまま門へ向けて走り始める。足がふらついてしまって、何度も転びそうになる。
 (もう少しだ。あそこさえ越えてしまえば・・・。)
 しかし、 あとほんの少しで門まで辿り着くところで、美鈴は男の手に捕まってしまった。大声を挙げようとした瞬間に男の強い手で口は塞がれた。両手を背中に捻り上げられ、否応なく屋敷のほうへ連れ戻されていく。
 男がほんの一瞬油断した隙に、門に向かって走り出した美鈴だったのだが、男の足に勝てなかったのだ。

 玄関から屋敷の中へ入ると、男はまた美鈴の両手を背中に回し、太いロープで縛り上げた。ロープで自由を奪い、抵抗出来なくしておいてから、今度は美鈴のセーラー服のスカートを毟り取った。
 既にパンティは奪われているので、短めのセーラー服の上着から、下半身は剥きだしになっている。しかも、一番大事な、そして恥ずかしいその部分は茂みを剃り落とされているので、性器が丸出しになっている。両手は後ろ手に縛られているので、隠す術もないのである。
 「そんなに外に出たかったのかい、お嬢さん。そんなら表へ出してやるよ。」
 美鈴は真っ青になった。
 「ま、まさか。こんな格好のままで、・・・い、嫌よ。」
 後込みする美鈴の胸ぐらを乱暴に掴むと、男は下半身素っ裸の美鈴を玄関から外に引っ張り出した。
 「お、お願いです。許して下さい。」
 しかし、今後は大声を立てることは美鈴には出来なかった。誰かに助けに来て貰うにせよ、こんな姿を見られるくらいなら死んだほうがましだった。
 嫌がる美鈴を虐めるように、男は外のほうへ、門のほうへ美鈴を突き飛ばしていく。
 門からはまだ遠いし、門の前に大きな欅の樹があるので、外のほうからは直接は覗かれない。しかし、これ以上門に近づけば、外からも丸見えになってしまう。
 美鈴は男の前に膝まづいて許しを乞う。
 「逃げようとした私が悪うございました。どうか、こんな格好で外に出させるのはお許しください。・・・」
 とうとう、そう言わざるを得なかった。
 「やっと分かったようだな。しかし、もっとよく分かるようにしてやる。もう二度と逆らわないように思い知らせてやる。」
 男は美鈴の髪の毛を掴むと、門の前の欅の樹のところまで引き立てて行った。樹の向こう側はもう美鈴の家の屋敷の外の往来であり、いつ誰が通りかかるか知れなかった。
 幸い欅の樹は大きいので、その陰で向こうからは見えない位置に居た。





戸外全裸晒し

   七

 「さあ、ここでくわえて奉仕しろ。」
 男はそう言うと、ズボンのチャックを下ろし、一物を取り出した。ここで逆らう訳には行かなかった。美鈴は目をつぶって男のものを口に含んだ。
 柔らかい肉の塊がどんどん硬く、大きく膨らんでくるのが分かる。男に命ぜられるまま美鈴は吸ったり、舌で舐めあげたり様々な奉仕をさせられた。それとともに、自分の秘所が次第に潤んでくるのを禁じ得なかった。
 突然、男は美鈴を押し倒すと、尻を持ち上げてその中心にいきり立った男根を突き立てた。
 「あうっ、・・・。」
 思わず大きな声を立てそうになるのを美鈴は必死で堪えた。両手を縛られているので、顔を地面に擦りつけるようにしてやっと這いつくばっている。そこへ男は容赦なく硬くなったモノを突き立てる。美鈴の長い髪はしっとり濡れた芝生にまみれている。
 ようやく男は、深い溜息とともに果て、ぐったりした男根を抜き取った。
 「立て。」
 男は美鈴に命令する。
 惨めな思いに打ちひしがれながら、美鈴は立ち上がった。股間から、男の精液が雫となって内股を伝って流れ出る。毛を全部剃られているので、立ったままでも美鈴の恥ずかしい割れ目にザーメンがこびり付いているのが一目で分かる。
 「脚を広げろ。」
 言われたとおりにするしかなかった。
 「そのままの格好で、おしっこするんだ。するまでは家に入らせてやらない。嫌ならその格好で表の通りに突き出してやる。」
 美鈴ははっとした。犯されたせいなのか、さっきから尿意を覚えていた。それを男に悟られたのかと思った。男の目の前に立ったままするなどとは顔から火が出るほど恥ずかしかった。しかし、もう長く耐えられそうもなかったし、他にどうすることも出来なかった。恥ずかしがるより先にもう充分辱められていた。
 目をつぶって、顔をしかめ、男から目をそらして唇を噛んだ。美鈴の剥きだしの割れ目から黄色い液が湯気を立てながらほとばしり出た。一旦出だすと、もう止められなかった。音を立てて広げた脚の間に、そして一部は内股を伝って流れていった。
 「気持ち良かったか。はっきり言え。」
 「は、はい。・・・気持ち、良かった、です。」
 そう言わなければ、またどんな嫌がらせをされるか分からない気がした。
 「もう逃げないか。」
 「はい、もう逃げたり致しません。」
 「よし、屋敷に戻れ。」
 美鈴は泣きながら屋敷のほうへ歩いた。もう誰に見られてもいいから大声で助けを求めたほうがいいような気も一瞬はした。が、しかし、自分の惨めな下半身の姿、とりわけすっかり恥毛を刈り取られてしまった剥きだしの性器を見ると、それは出来なかった。

 「お願いです。シャワーを使わせてください。」
 美鈴は汚れた下半身を早く清めたかった。
 「いいだろう。行って来な。」
 「あ、あの、縄を解いてください。もう、逃げませんから。」
 男はしかし、美鈴が密かに懼れていたように、大きく首を振った。
 美鈴は仕方なく、縛られたままシャワールームに入ると、背中でコックを捻った。鍵を掛けようとしたが、男が付いてきて、そうはさせなかった。





風呂場強制洗い

   八

 強い水滴を剥きだしの性器に直に当てた。両手を縛られているので、内股まで洗うことが出来ない。男の見ている前で脚を曲げて大きく股を広げなければならなかった。それは美鈴のようなお嬢様のする格好ではなかった。しかし男は明らかにそれを楽しんで見ていた。
 洗い終わってシャワールームを出ようとする美鈴の前に男が立ちはだかっていた。
 「拭いてやろうか。え、お嬢さん。」
 「け、結構です。」
 しかし、男はもう既に手にタオルを持っており、逃げようとする美鈴を素早く捕らえた。タオルが股間に通され、執拗なほど、まさぐるように股と白い膨らんだ尻が撫で回されたのだった。



TOP頁へ戻る


リンク

  • トップへ戻る
  • 留守番

    ページのトップへ戻る