妄想画像
電話ボックス
恐らくその電話ボックスに注目していた良子以外は、誰もその仕草に気づかなかったに違いない。電話ボックスで電話している只の普通の女が突然、スカートを手繰り上げるなどとは誰も思いもしないだろう。しかし、そこを注目するように言われていた良子には、当然ながらそれに気づいている。
女はもじもじしながらもスカートをどんどん手繰り上げ、ほとんど股間すれすれのところまでたくし上げていた。女は俯いて泣いているようにも見える。
突然、女の手は更にその掴んだ裾を持ち上げた。そのスカートの下の腿の付け根が露わになる。女は下着を付けていなかった。恥毛に包まれたその部分が丸出しになっている。通りを歩く誰ひとり、それに気づいた者は居なかったようだ。勿論、そこを見張っている良子と、おそらくそれを命じている犯人以外は。
「良子_警察手帳を奪われた女巡査」より
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