understair5

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アカシア夫人 闖入者との取り引き


 
 「いいか。放してやるから、すぐに手錠の鍵を咥えて戻ってくるんだ。そんな格好じゃ外に逃げれないだろ。鍵を持ってきたら、何もしないでそのまま出ていってやる。」
 「ほ、本当?本当ね。何もしないで出ていってくれるって・・・。でも、このストッキングだけは解いてね。」
 「ああ、分かった。出る前に解いていってやるよ。」
 「わかった。わかったわ。」
 「ようし。交渉成立だ。ほれっ。」
 男が漸く貴子の胴を挟み込んでいた両脚を開く。もたつく脚で貴子は何とか立ち上がる。さすがに男に股間を見せるのは憚られた。背中を見せたまま、よろよろ洗面所の廊下へ向かう。鍵束は隅に落ちていた。それを咥えて拾い上げるのに、膝を突いてしゃがみこまなければならなかった。鍵束は角の隅っこだったので、簡単には咥えられない。舌を出して床を嘗めるのも厭わずに鍵束を手繰り寄せる。
 やっとのことで、鍵束を口に咥えると、男のほうに向き直る。

 <妄想小説 アカシア夫人より>





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