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深夜病棟 透明エプロン
「どうかしましたか、樫山さん? 大丈夫ですか?」
音を聞いて慌てて千春が脱衣所を抜けて洗い場のほうへ入って来る。
「いや、スポンジとシャワーヘッドを両方持ったんで、つい手摺りを放しちゃったんですよ。そしたら、ちょっとふらついちゃって。」
「ああ、やっぱりまだ無理があるんだわ。私の判断が甘かったわ。鎮痛剤のリリカを呑んでいる時は、よっぽど注意しないと。どうしよう。もう、脱いじゃってますしね。」
「大丈夫ですよ。何とかしますから。」
「いや、待って。独りでは危ないから介助しますね。ちょっと待っててください。」
千春はシャワールームの棚から備え付けになっているらしい透明エプロンを取り出すとさっと身に着ける。
「このままじゃ濡れちゃうんで、ズボンを脱ぎます。こっちを見ないでくださいね。」
そう言うと千春は透明エプロンを着けたまま、ナース服のスクラブ着の下に穿いているスラックスとストッキングを脱いでいる。スクラブ着は股下ぎりぎりぐらいの丈しかないので超ミニのワンピースでも着ているような格好になる。琢也は見てはいけないと言われたが、横の鏡を通して千春の露わな下半身をつい覗いて思わず生唾を呑み込んでしまう。
<妄想小説 深夜病棟より>
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